「フルショットがいちばん、スピン量が安定して、球筋が一定になるんです」という星野陸也プロ。若手実力者に、コースで振り切るコツを教えてもらおう。
![画像: 【解説/星野陸也プロ】 23歳ながらシード3年目。昨年初優勝を挙げ、今年も平均飛距離5位、平均パット数1位になるなど好調](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/19/02c76ddb67bc8469ea91f383c83ab69d6b9c6a60_xlarge.jpg)
【解説/星野陸也プロ】
23歳ながらシード3年目。昨年初優勝を挙げ、今年も平均飛距離5位、平均パット数1位になるなど好調
ボールを忘れて「振る」ことだけ考える
星野 フィニッシュで、ピタッと止まるというより、ちょっとぐらつくけど、ギリギリ耐えられるくらいまで振らないとダメ。アマチュアの方は全然、そこまで振れていません。素振りでできてもボールがあると当てに行くので、急に違う動きになっちゃう。
![画像: これがマックスの素振り](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/19/3f4fa7f1f970f00c01bfa7f670982335f14e0c3b_xlarge.jpg)
これがマックスの素振り
![画像: フィニッシュで、ただ「止まる」だけだと、加減したスウィングになる。「少しグラついてもギリギリ耐えられる」のが、本当の振るスウィング](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/19/449ecb5c0f600e30ba2440d88bd68971c530d315_xlarge.jpg)
フィニッシュで、ただ「止まる」だけだと、加減したスウィングになる。「少しグラついてもギリギリ耐えられる」のが、本当の振るスウィング
星野 「限界ギリギリのフィニッシュ取るぞー」みたいに、スウィングのことだけ考えて振れば、ボールには「無意識に」当たるようになるんです。
“振る”といっても、プロは3種のスピード感を打ち分ける
【通常運転】 8割で290ヤード
【まあまあ振ったとき】 9割で300ヤード
【限界のスピード】 10割で310ヤード
バランスよく速く振るコツは?
【コツ1】 背筋など大きな筋肉で上げて下ろす
背筋を使ってスウィングをスタートし、手が少し遅れて上がる感覚があるといい。そのまま、背筋でインパクトまで持っていく。
![画像1: バランスよく速く振るコツは?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/19/6e636b48c1678ea68bc36966517fe0bc23196fc8_xlarge.jpg)
【コツ2】 背中を意識したまま前傾をキープ
背中側に意識があると、クラブの遠心力と拮抗する形で、結果的に上体の前傾角度が保たれる。振る力が弱いと、逆に起き上がってしまう。
![画像2: バランスよく速く振るコツは?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/19/c01b0a5a4eda53b9581639551a2dea24881c57bb_xlarge.jpg)
【コツ3】 ボールは見るが、頭の中は別のことを考える
サッカー経験者の星野プロ。「ゴールを見ながらボールをけるのと同じような感じで、ボールは見えていても、頭ではスウィングだけを考えます」
![画像3: バランスよく速く振るコツは?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/19/790ef2e6f0a4fa9802e6cde4afdee07cf511ee99_xlarge.jpg)
月刊GD2019年8月号より