![画像: 【解説】坂田雅樹プロ 福岡県出身。父である坂田信弘プロの元でプロになり、坂田塾のコーチと大手前大学ゴルフ部の監督を務める。プロの試合でも活躍するアマチュアの安田祐香を育て上げた](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/c77ccfe6665e97843ca55177b01f42bbbd0db01c_xlarge.jpg)
【解説】坂田雅樹プロ
福岡県出身。父である坂田信弘プロの元でプロになり、坂田塾のコーチと大手前大学ゴルフ部の監督を務める。プロの試合でも活躍するアマチュアの安田祐香を育て上げた
低いフェードでフェアウェイをヒット!
── 左右OBなどの狭いホールは、UTやアイアンで刻むのが得策ですかね…。
坂田 でも、そういう実戦で役立つ練習をしている人、あまり練習場で見たことないです(笑)。
── 痛いところを突きますねぇ。ドライバーで上手く打てれば距離も稼げて、2打目以降も楽じゃないですか。それが一番理想ですが…。
坂田 では、ドライバーで目標をピンポイントに狙い打つ方法を教えちゃいましょう。ある程度は打てる中級者以上のテクニックになりますが、説明していきます。
![画像: ドライバーで狭いフェアウェイを狙い打ち](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/29987e9e63af9649c1da5a4ae322c5e44f5b3dff_xlarge.jpg)
ドライバーで狭いフェアウェイを狙い打ち
── その打ち方とは?
坂田 ズバリ、ドライバーでの「ライン出し」です。具体的にいうと、フェースのトウ側でヒットして、低スピン&低弾道のフェードを打ちます。
ライン出しの打点はややトウ寄り
![画像: フェースのトウ寄りでヒットしても、最新のドライバーは球離れが早いので、昔のようなギア効果のドローにはなりにくい。そして低スピンで飛ぶから曲がらない](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/2a9c1b1e7ac10c97859e4a5b461cd15387c17e67_xlarge.jpg)
フェースのトウ寄りでヒットしても、最新のドライバーは球離れが早いので、昔のようなギア効果のドローにはなりにくい。そして低スピンで飛ぶから曲がらない
坂田 当てるのはトウ寄りの真ん中。フェースの上めだと打ち出しが高くなってしまうのでNGです。ロフトを立ててインパクトします。
── ロフトを立てたままトウヒット。難しそう…。
坂田 トウに当てますが、スウィングはフェードの動きです。ポイントは左への体重移動と大きなフォロー。これができるようになると、方向性だけじゃなく、飛距離アップもあるかも、ですよ。
![画像: 低いフェードでフェアウェイをヒット!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/2ab9c5c224c99ff5cffeede07f3e940d94762514_xlarge.jpg)
フェードとドロー は動き方が根本的に違う
【低スピンフェード】大きな体重移動で左腰の前で打つ
坂田 フェードはインパクトを点ではなくゾーンで打つイメージが必要。トップで右に体重を乗せますが、切り返しから左腰を目標方向へスライドさせ、左へ体重移動します。ハンドファーストにインパクトして、フォローを大きく取っていく。フィニッシュではクラブが地面と平行に収まります。
![画像: ボール位置は左足かかと](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/d867ba4cfd2de5fe749f3b16916a3f04a6669a61_xlarge.jpg)
ボール位置は左足かかと
![画像1: 右足体重](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/7ae9aa6b59102357a0d8ebffcfd192ea3e9a6ccb_xlarge.jpg)
右足体重
![画像: 左に体重移動](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/8cd4af4a283c9f26690d287145c85e4dcd38ba1b_xlarge.jpg)
左に体重移動
![画像: 左腰の前でインパクト](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/9b42d47cdd4dbde7cea376b6e87c0d1afcabd5bd_xlarge.jpg)
左腰の前でインパクト
![画像: フォローを大きく](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/04a68e392cc0c3e45c40fc725833640b3525b515_xlarge.jpg)
フォローを大きく
![画像: クラブはヨコに収まる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/f2286691d50f45c4d165e6d35612ad3fd19af33b_xlarge.jpg)
クラブはヨコに収まる
【高弾道ドロー】その場で回転して右腰の前で打つ
坂田 トップで右に体重を乗せるのは同じですが、体重移動を小さく、その場で回転して右腰の前でボールをとらえるイメージ。ハンドファーストの度合いはフェードより小さくなります。フェースをターンさせるので、フォローでヘッドが跳ね上がる動きが入り、フィニッシュはタテに収まります。
![画像: ボール1個右に置く](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/2b5efc27d7ca7814865fb8ffae7bb1c18db6d781_xlarge.jpg)
ボール1個右に置く
![画像2: 右足体重](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/0d3b303cfa6e5e096b229836a1794ecc75411feb_xlarge.jpg)
右足体重
![画像: その場で回転](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/c1f91ed1a376c4ca7f81b02763b93e2f945207d5_xlarge.jpg)
その場で回転
![画像: 右腰の前でインパクト](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/bf227af94499b9c893d998aebc528cdc5dd216f0_xlarge.jpg)
右腰の前でインパクト
![画像: クラブを跳ね上げる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/5d243a5816d0f9020c2005d53709160048be611a_xlarge.jpg)
クラブを跳ね上げる
![画像: クラブはタテに収まる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/07/24/31b2d4674596b4812dbb7fe2607b2298ed0971e5_xlarge.jpg)
クラブはタテに収まる
低スピンフェードの打ち方に続く
TEXT/Toshiyuki Funayama
PHOTO/Yasuo Masuda、Shinji Osawa、Masaaki Nishimoto、Tadashi Anezaki
週刊GD2019年7月30日号より