パット名手、藤田寛之。プロ27年目にして初めてボールに線(パットのガイドライン)を入れ始めたという情報をキャッチ。なぜ、入れるようになったのか? その効果は? 本人に聞いてみた。

これが、パットの名手・藤田寛之の線入れ

画像: フェース面のガイドラインはあえて半円を描く。正しく構えられると上から見た時に直線に見えるのだと言う。

フェース面のガイドラインはあえて半円を描く。正しく構えられると上から見た時に直線に見えるのだと言う。

藤田 今年に入って目の調子が悪くなり、ライン取りが難しくなったんです。そこで線を入れてみたらパットが安定したので取り入れています。線の色や本数もあれこれ試した結果、カップへのターゲット線は目立つ赤、フェース面のガイドラインはさほど重要ではないので目立たない緑にしています。

画像: 線を引くようになり平均パット数向上。「特にショートパットのイメージが出しやすく安定しました」(藤田)

線を引くようになり平均パット数向上。「特にショートパットのイメージが出しやすく安定しました」(藤田)

画像: これが、パットの名手・藤田寛之の線入れ

藤田 線の合わせ方にもポイントがあります。曲がりの頂点を見つけ、その線上の手前約40~50センチに目標を作ります。そこからはカップを見ずに目標に打っていくんです。これだけで精度がグッと上がりました。

色も線の数もプロによって千差万別

目が行きやすい赤色を使ったり、線を細く、または太くしたり、線の描き方はそれぞれ。

画像1: 色も線の数もプロによって千差万別
画像2: 色も線の数もプロによって千差万別
画像3: 色も線の数もプロによって千差万別

上田桃子

画像4: 色も線の数もプロによって千差万別

「ロングパットはすべての線を使います」と語る上田桃子。ロングパットではアバウトに、両サイドの太いラインを意識しているそう。

浅地洋佑

画像5: 色も線の数もプロによって千差万別

太い線だとボールを強く意識しすぎてしまうため、あえて細い線を引いているそう。

タイガー・ウッズはデビュー当時から必ず自分で線入れ

画像: スタート前に線を入れる姿をキャッチ

スタート前に線を入れる姿をキャッチ

パットではカップに線を向け、ショットではフェース面と線を平行にしてインパクトのガイドにするのがタイガー流です。(佐藤信人プロ)

画像: 短いパットも長いパットもきちんと線を合わせている

短いパットも長いパットもきちんと線を合わせている

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