本戦の組み合わせはご覧の8組
①G410 LST(ピン)vs KING F9(コブラ)
②M5(テーラーメイド)vs スリクソンZ585(ダンロップ)
③TW747 460(本間ゴルフ)vs TS2(タイトリスト)
④RS F(プロギア)vs ツアーB XD-3(ブリヂストン)
⑤エピックFLASHサブゼロ(キャロウェイ)vs EZONE GT P02(ヨネックス)
⑥オノフAKA(グローブライド)vs G410 PLUS(ピン)
⑦TS1(タイトリスト)vs エピックFLASHスター(キャロウェイ)
⑧M6(テーラーメイド)vs プレステジオ テン(マジェスティ)
本戦の試打者はこの3人
今年も熱い!ミスターD-1
横田英治プロ(HS48~49m/s)
アマの気持ちが分かる女子
勝又優美プロ(HS37~38m/s)
ご存知カリスマチューナー
鹿又芳典さん(HS41~42m/s)
ベスト16の舞台は東名CC
準々決勝までは東名カントリークラブの300Y超の練習場が舞台。230ヤードまでは打ち下ろしだが、250ヤード以降は打ち上げ。打球がどこに落ちるかもポイントになる。
計測用ボールはツアーボールを凌駕する飛距離&スピン性能をそなえたウレタン3ピースボール「TW-X」(本間ゴルフ)で統一
①予選ダントツのG410LST、本戦では僅差で勝ち抜け!
ランを稼いだG410LST、キャリーが伸びたコブラF9
ズバ抜けた飛びで予選をトップ通過した「LST」とギリギリで勝ち残った「F9」。だがトーナメントに突入すると予選の結果とはまったく別モノとなった。横田プロと勝又プロは互角の飛びをマークしたが、勝敗を分けたのは鹿又さん。スピンが抑えられる「LST」はランを稼いだことでキャリーを伸ばした「F9」を上回った。
②ほどよいつかまりで低スピン弾道。M5が勝利!
球が上にも左にもいかずに叩けた
テスターが口をそろえたのが「『Z585』は芯を外してもキャリー&ランが安定していつも同じ球が打てる」こと。
対してM5は「スピンが少ないし、球がつかまりすぎない」(勝又)という。とくに横田プロはM5でロースピンの重い球を炸裂させ280ヤード超え。この飛びが決定打となって2回戦へとコマを進めた
③オートマチック度の高いTS2に、TW747が惜敗
極大MIでもつかまるTS2が記録を伸ばす
鹿又さんはTS2でドローを放って240ヤード台に。結果的にこの飛びが勝敗を分けた。
「TSは重心角が大きくてヘッドがオートマチックにターンするので大型でも球がスベらずつかまります」(鹿又)
対してTW747は、横田プロが「投影面積が大きくて安心感があるし、スピンが抑えられて飛んだ」というが、あと一歩届かなかった。
④唯一のジャパンモデル対決。軍配はRS Fに!
左の不安を消して、心おきなく振れる
ジャパンモデルが意地とプライドをかけてぶつかった。ヘッドを返しやすくてつかまるXD-3と、球が左に行かず自分でつかまえにいけるRS Fのバトル。
ドローヒッターの勝又プロは「思い切ってつかまえられて、ヘッドを加速できる」と言い、横田プロも「顔がよくて食いつく打感で気持ちよく打てる」とRS Fに軍配があがった。
⑤叩けるエピックフラッシュ サブゼロが、安定キャリーのP02を破る!
”超軽・硬の刺客"を退けたパワフル弾道
トッププロも使って飛ばしているサブゼロの刺客は、超軽・硬(30グラム台・X)を挿した46インチのEZONE。
実際EZONEは3人のテスターがヘッド速度を上げて安定したキャリーを稼いだ。しかし横田プロがサブゼロを手にするや前へグイグイ伸びるライナー&ランを放つ。飛びのポテンシャルを見事に証明した。
⑥芯を外しても飛ぶ! 大MIのG410PLUSが勝利
楽に打てるオノフ、ブレないPLUS
戦いG410PLUSだが、オノフの完成度の高さも見逃せない。
「球が上がってつかまるし、シャフトが振りやすい。ティショットが楽になるドライバーです」(鹿又)。
ただプロや上級者が打つと、そのやさしさゆえに飛距離を伸ばし切れず。勝者のPLUSは前評判通り、ズバ抜けた安定感を見せつけて好スタートを切った。
⑦軽めヘッド対決。総重量も軽いTS1が制す!
スピード感は互角。スピン量が分水嶺に?
1回戦屈指の好カードとなった外ブラ同士のライバル対決。
「TS1は軽くてヘッドスピードが上がるし、普通に打って球が前へ行きます。それにしてもワールドモデルでこの軽さを出したのは画期的」(鹿又)
「打ったときに"飛ばしてやった感"があるAIフェースのスター。ロフトが10.5度なこともあって、少しスピンが入りましたね」(横田)
⑧想定外の超強弾道!プレステジオが勝ち抜け
ダークホースから本命に転じた一戦
昨年のD-1で優勝したM4の後継モデルであるM6は本戦1回戦で敗れるというまさかの結果に。その相手が47インチの長尺ドライバー、プレステジオテン。
テスターが口をそろえたのが「長尺なのに当てやすいし、スピンを抑えた強い球で飛ぶ」ということ。
M6もつかまったキャリーで対抗したが、プレステジオの爆発的な飛びの前に涙を飲んだ。
準々決勝の組み合わせが決定!
①M5 vs G410 LST
②RS F vs TS2
③G410 PLUS vs エピックFLASHサブゼロ
④プレステジオテン vs TS1
次回は準々決勝~決勝の模様をお届けします!
月刊GD2019年9月号より
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