準々決勝は引き続き東名カントリークラブの練習場が舞台。230ヤードまでは打ち下ろしだが、250ヤード以降は打ち上げ。打球がどこに落ちるかもポイントになる。
準々決勝①
ロースピン対決! 「M5は1発の飛びがありますね」(横田)
中弾道&低スピン同士のバトル。M5はその傾向がより顕著に出て、初速アドバンテージがあった。とくに横田プロはM5で300ヤード超えの一発をかましてベスト4進出を決める。G410LSTの快進撃はここで終わった。
勝又プロはG410LST、横田プロはM5で距離を伸ばす。3人の飛距離をトータルすると、平均でわずか3ヤード足らずの差しかない紙一重の戦いだった。
準々決勝②
「つかまりすぎない、 インパクトで加速したプロギアRS F」(勝又)
どちらも初速が出るヘッドだが、明暗を分けたのはシャフトだった。男子の2人は「RS Fのシャフトはクセがなくて自分のタイミングでインパクトできる」と言い、ヘッドとスピードと初速がアップ。
RS Fは「球がつかまりすぎないからヘッドを加速できる」(勝又)。「やわらかめの打感でボールを押し込める」(横田)と好評価
準々決勝③
「安定飛距離のG410 PLUS、サブゼロはランが出る」(鹿又)
「芯を外してもスピン量の差が少ないPLUSは安定した飛び様ですね」(鹿又)。対してランを伸ばしたのがサブゼロだが、飛んだときとそうでないときのバラつきがあり…惜敗!
1~2回戦を通して勝又プロが平均飛距離230ヤード台をマークした唯一のクラブPLUS。「ミスヒットに強い大MIヘッドは振り切れるんです」(勝又)
準々決勝④
「初速が上がるTS1、プレステジオはランもスゴイ!」(横田)
「ヘッドスピードも初速も上がるし、操作する楽しさもある」(鹿又)というTS1だが、「長尺でもタイミングがズレないし、球がつかまって前へ飛ぶ!」(横田)というプレステジオが勝利
みんなが飛んだプレステジオ。1~2回戦と大手の米国モデルをつぎつぎ退けたことで外ブラキラーの名をほしいままに
準決勝は東名CC桃園9番のグリーン奥の特設ティから
ベスト4の2マッチは「スウィートスポット低め(低スピン)」対「スウィートスポット高め(適正スピン)」の覇権争いとなった。打ち下ろしという状況からすると低スピンのほうが有利に思えるが、5球の平均値で競う戦いではほどよいスピン量の安定弾道に分があるか。結果はいかに?
準決勝①
ほどよいスピンで球が上がる。安定感があったRS Fが勝利!
適正スピンでキャリーを伸ばしたRS F、低スピンでランが出たM5。決め手となったのは横田プロのビッグボールだった。
「RS Fのシャフトは振りにいけるし、ぶ厚い当たりで力強い球が出る。打ち下ろしでも安定して飛びましたね」(横田)
準決勝②
打ち下ろしで力が入る場面。安定スピンのPLUSが決勝進出
47インチを武器にしたプレステジオの快進撃も遂にストップ。打ち下ろしで飛ばそうという意識がよぎったのか、やや安定感に欠けた。対してPLUSは状況が変わってもコンスタントに重い球で飛ばした。
いよいよ決勝!
勝つのはG410 PLUSか、RS Fか
いよいよ決勝戦。勝又プロはG410PLUSのストレートキャリーで、鹿又さんはRS Fのパワーフェードで優勢に立つ。最終ヒッターの横田プロはRS Fのほうが好フィーリングというがPLUSでは290ヤード台を連発。4球目には305ヤードのビッグキャリーを放って勝負あり。意外にもピンの初Vで史上まれにみる大激戦は幕を閉じた。
勝又プロ RS Fは芯に当てやすいけれど、球が浮き切らず。PLUSはシューっと糸を引くようなキャリーで平均的に飛びました
鹿又さん 安定感があるPLUSは振れるから飛ばせます。RS Fはクセがなくて暴れないシャフトでミートできました
横田プロ 打感も良くて左に行かないRS Fは真っすぐ飛ばせる。PLUSはスピンが入って飛んでる気がしないのに…飛んだ!
月刊GD2019年9月号より
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