試打者は男女プロ&シニアの3人

伊丹大介プロ【HS44m/sで試打】
高校からゴルフを始め、東北福祉大に進学。理論派で人気のレッスンだけでなくギアにも造詣が深い。

中村祐子プロ【HS36m/sで試打】
高校では同期の谷口徹らと研鑽を積む。91年プロテスト合格。都内で行うレッスンは分かりやすいと評判。

高橋健二さん【HS40m/sで試打】
68歳でエージシュートを達成したノンフィクション作家。腕前はシングルクラス。フェースコントロールの達人と呼ばれる
今回試打した新作11モデル
とにかくやさしい
TS1(タイトリスト)
eggインパクト(プロギア)
楽にボールが上がる
ツアーB JGR(ブリヂストン)
ツアーワールドXP-1(本間ゴルフ)
上級者好みの強い球
G410 LST(ピン)
TS4(タイトリスト)
オノフKURO(グローブライド)
RMX120(ヤマハ)
つかまりやすさ抜群
RMX220(ヤマハ)
egg5500(プロギア)
マジェスティロイヤル(マジェスティ)
計測器はフライトスコープ、ボールは本間ゴルフのTW-Xを使用
すでにツアーで活躍中のモデルも

鈴木愛は「G410 LST」投入初戦となった宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメントで優勝。ちなみに渋野日向子のG410はスピンがある程度入るG410プラス
「左を嫌うことが多い上級者でもしっかり振り切れて飛ばせる」と3人が口を揃えたのがこの4本。ボールを自在に操れる操作性の高いヘッドで、「G410 LST」と「TS4」はすでに世界中のツアーで実績を残しはじめている。
G410 LST(ピン)
「パワーフェードが打てるクラブ」(伊丹)
高初速を実現する重ヘッドは小ぶりだが高い慣性モーメントでつかまりすぎを抑え、ヘッド内部の重量配分により浅重心化し低スピンで飛ばす。
伊丹 フェースアングルがストレート、グリップも太いので左に引きにくい。シャフトとヘッドの弾きがいいのでしっかり上がる。
中村 構えたときは、つかまりにくいので飛ばないのではという不安があったが、打ってみるとしっかり飛ぶ。
高橋 フェードでも飛距離が極端に落ちることがないのは驚き。


ヘッド体積:460cc
ロフト:9度、10.5度
ライ角:58度
クラブ長さ:45.75インチ
クラブ重さ:305g
※ALTA J CB RED(S)
試打クラブ:ロフト9度・ALTA J CB RED(S)

「前モデルのG400にあったクラウン後部の細かな突起がなくなったことでヘッドが小ぶりに見えて操作しやすい」(中村)


TS4(タイトリスト)
「HS42m/s以上の上級者向け」(伊丹)
TSシリーズの最後に登場したカスタムモデル。ヘッド体積が430ccとかなり小ぶりで操作性がいいのが特徴。低スピンモデルである程度のパワーが必要。
伊丹 浅重心で低スピンの重い球が打てる。ただしHS45m/s前後ないと球が上がりにくく、HS41m/sくらいだとアッパーに打たないとおじぎしてしまう。
中村 顔つきは小ぶりで打感も好み。ただ重いのでHSが出しにくい。
高橋 自分にはさすがに重い…。しっかりめのシャフトでストレート系のボールがでるが、飛距離は物足りない。


ヘッド体積:430cc
ロフト:8.5度、9.5度、10.5度
ライ角:58.5度
クラブ長さ:カスタム対応
クラブ重さ:310g
※タイトリストDiamana 60(S)
試打クラブ:ロフト9.5度・タイトリストDiamana(S)

「自分にはさすがに重い。今回試打した11本の中でいちばん重い。同じタイトリストでもTS1は振り切れたのですが……」(高橋)


オノフKURO(グローブライド)
「中弾道の重いドローが自然と打てる」(中村)
反発性能と広い反発エリアだけでなく、ソールのウェート位置を3カ所にすることでよりゴルファーの要望や個性に合わせたヘッド調整が可能。
伊丹 ヘッドの座り、形、デザインともレベルが高い。ロフト10.5度ならHS37~47まで対応できそう。
中村 軽いドローで左に行き過ぎない思い通りの球筋。スコアラインの加工が滑らない弾道を生んでいるのかも。
高橋 中弾道で綺麗なドローが打てた。左に曲がりすぎることがなく、安心して振っていける。


ヘッド体積:460cc
ロフト:9.5度、10.5度
ライ角:57度
クラブ長さ:45.5インチ
クラブ重さ:304g
※LABOSPEC SHINARI:50K(S)
試打クラブ:ロフト10.5度・LABOSPEC SHINARI:50K(S)

「3つのポジションに2、4、7gのウェートが入っていて、弾道の調整が細かくできるのが面白い」(伊丹)


RMX120(ヤマハ)
「正統派の顔。フェードが打ちやすい」(高橋)
フェース内部のリブとホーゼルによって、ボディの余計なたわみを抑制し、エネルギーロスを軽減。慣性モーメントを高め、叩いても左に行きにくい構造にしている。
伊丹 いちばんオーソドックスな形状。どちらかといえばフェード系弾道が打ちやすく、硬めのシャフトと相まって上級者向き。
中村 球は上がってくれるが、私のヘッドスピードではクラブの特徴を最大限に生かせない。
高橋 向上心のある人が使ってみたくなる顔。普通に打つとフェードが出る。操作性はいい。


ヘッド体積:455cc
ロフト:9.5度、10.5度
ライ角:59~60.5度
クラブ長さ:45.5インチ
クラブ重さ:299g
※オリジナル(S)
試打クラブ:ロフト9.5度・オリジナルカーボンTMX-420D(S)

「とにかく顔がよくて、球がしっかりフェースにくっつくイメージ。操作するにはそれが重要」(中村)


新作ドライバー試打③につづきます。
週刊GD2019年8月20日・27日合併号より
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最新モデルの詳細スペック「ヘッドデータはウソつかない」はこちら↓
