"飛び系"戦国時代。同じ7番アイアンなのにロフトが10度も違う!?
アイアンのストロングロフト化が進み、今秋発売モデルの半数以上が「7番アイアンのロフト30度以下」という、飛び系の戦国時代に突入した。その急先鋒のプロギアeggは、7番のロフト25度。一方で伝統的マッスルバックのタイト620MBはロフト35度と、その差はなんと10度。3番手近い差があるのだ。
ロフト25度
A egg(プロギア)
4本セット#7~#9・PW
ヘッド素材/マレージング鋼
ウェート/タングステン
ロフト26度
B eggフォージド(プロギア)
4本セット#7~#9・PW
ヘッド素材/軟鉄(ボディ)+ニッケルクロムモリブデン鋼(フェース)
C エピック フォージド スター
5本セット#6~#9・PW
ヘッド素材/ステンレス(フェース)+軟鉄、ウレタンマイクロスフィア(ボディ)
ウェート/タングステン
ロフト27度
D マジェスティロイヤル(マジェスティ)
5本セット#7~#10・PW
ヘッド素材/マレージング鋼(フェース)+カスタム450(ボディ)
ウェート/タングステン
ロフト28度
E ツアーB JGR HF3(ブリヂストン)
5本セット#6~#9・PW
ヘッド素材/ULTIMATE Strong Metal2.0(フェース)+軟鉄(ボディ)
ロフト28.5度
F ツアーワールドXP-1(本間ゴルフ)
5本セット#6~#10・PW
ヘッド素材/マレージング鋼/C300・#4~#7(フェース)+17-4スタンレス(ボディ)
ロフト29度
G Xフォージド スター(キャロウェイ)
6本セット#5~#9・PW
ヘッド素材/軟鉄S20C(フェース・ボディ)
H T300(タイトリスト)
5本セット#6~#9・PW
ヘッド素材/17-4ステンレス、タングステン、ニッケル(#6・#7)
174ステンレス(#8~P)
I RMX220(ヤマハ)
5本セット#6~#9・PW
ロフト30度
J G410(ピン)
ヘッド素材/ステンレス ハイパー17-4
K T200(タイトリスト)
5本セット#6~#9・PW
ヘッド素材/17-4ステンレス、タングステン、ニッケル(#6・#7)
174ステンレス(#8~P)
ロフト31度
L RMX120(ヤマハ)
6本セット#5~#9・PW
ヘッド素材/クロムモリブデン鋼
ロフト32度
M オノフ黒(グローブライド)
5本セット#6~#9・PW
ヘッド素材/特殊バネ鋼SAE8655(フェース)+軟鉄S20C(ボディ)
ウェート/タングステン
ロフト33度
N T100(タイトリスト)
5本セット#6~#9・PW
ヘッド素材/バネ鋼SUP-10・#3~#6/軟鉄#7~P(フェースボディ)
ウェート/タングステン・ニッケル・#3~7
ロフト34度
O RMX020(ヤマハ)
6本セット#5~#9・PW
ヘッド素材/軟鉄S20C
P 620CB(タイトリスト)
5本セット#6~#9・PW
ヘッド素材/軟鉄(ボディ)、17- 4ステンレス(フェース #3~#5)、タングステン・ニッケル(#3、#4)
ロフト35度
Q 620MB(タイトリスト)
5本セット#6~#9・PW
ヘッド素材/軟鉄
やさしさ+飛び+適正スピン量。いまがアイアンの替え時だ!
「新作アイアンの特徴は、どれもアイアンに求められる最低限の要素が備わっていること。適正なスピン量、方向性のよさを持ち合わせ、タイプに応じた飛距離もでます。飛び系でも思った以上に止まるし、操作性のよいモデルは必要以上に曲がらない。シャフトとのマッチングもいいのでタイミングが取りやすく、ミート率、打感も水準以上の仕上がりです」(試打を担当した伊丹プロ)
飛距離を重視するか、顔や操作性で選ぶか……。次回からはいよいよ3回にわけて新作17モデルを一斉に試打テスト。欲しいその結果を見れば、欲しいアイアンがきっと見つかります。
週刊GD2019年9月3日号より