マスダゴルフ
TYPE-L(4万8000円)
職人魂を感じる、独自のコンセプト
マスダゴルフの「TYPE-L」は、2019年6月にリニューアル発売されたばかりのモデル。前作は市場からクラシックなL字型パターがほとんどなくなってからも、10年以上にわたって売れ続けたという逸品。
より大きくやさしいパターがトレンドになっていく中、L字の良さを現代に受け継ぐことに成功した稀有な1本というわけだ。
国内の自社工場による生産、独自の設計思想など、ジャンボ尾崎が絶大な信頼を置く増田雄二の人となりを感じさせるメーカーだ。
マスダゴルフ
千葉県八千代市緑が丘西1-5-1
ユニオンゴルフ緑ヶ丘内
TEL.0478-750-7220
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ゴールドファクトリー
GF00A-GSS(約10万円~加工により変動)
美しさと精度で群を抜く。板橋の巨匠が手掛ける逸品
1/100mmの誤差を許さないゴールドファクトリーのパターは、精度を極めたものだけがもつ美しさにあふれている。
東京都板橋区の住宅街もあるガレージで生み出されるパターは、日本のスコッティ・キャメロンとの呼び声も高く、売り上げの約半分が海外というのも納得だ。
代表の佐々家正幸さんの腕前と高精度な加工機器で他メーカーと一線を画すが、その機器は金型職人だった父のつてで入手したものなんだとか。
「パターと向き合いながら日々修行し、よりよりモノを作りたい」と熱く語る佐々家さん。慣性モーメントと水平精度を高めたパターの追及は今日も続いている。
ゴールドファクトリー
東京都板橋区仲宿18-16
TEL.03-6808-4006
公式ホームページ
布施製作所
TO-01Mレインボー(実勢5万円前後~)
イオンプレーティングを施した最新パター
パター制作を始めて30年の大ベテラン、小田武彦さんが代表を務める布施製作所。大手メーカーのOEMを数多く手がけながら、25年前に「予算などいろいろな理由で大手が採用しなかった」技術を駆使してODAパターを制作している。
「ベン・ホーガンAPEXの削り出しパターを作れないかといわれたのが、この業界に入ったきっかけ。以来、細く長くこの業界に携わりたい、他社のマネだけはしない、という気持ちで続けています」と小田さん。
いまは2人の息子さんと一緒に制作にあたっているが、最後の仕上げ研磨は小田さんの仕事。入るだけでなく、温かみのあるパターが目標だという。
布施製作所
大阪府東大阪市近江堂3丁目14-24
TEL.06-6725-9173
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グリッドデザイン
001LS(11万円~)
パター制作4年でトップアマを魅了
機械設計、樹脂金属加工といったモノ作り企業である飯能精密が手掛ける。
シングルハンディの社長のパターを見て、「自分の技術を生かせば、もっといいパターができる」と一念発起。1年間、試作を繰り返し社長や関東のトップアマが「いい!」と口を揃えるパターが出来たことから販売に踏み切ったそう。
製品は顧客からの完全オーダー。「打感・打音の良さを褒めてもらっていますが、それには重量管理が重要。自社でイチから作っているからできるんです」とは制作担当の岩木さん。
グリッドデザイン
埼玉県入間市宮寺2593
TEL.0424-88-8857(スワード)
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ベノック
オリジナルマレットパター(約10万円~加工により変動)
完全オーダーメイドで5キロの鉄から削り出す
大手パターメーカーの削り出し機は、鉄の塊を平置きして8000回転/分で削るのに対して、ベノック者は塊を横から固定し、4万回転/分という破格の力で削り出す。
1回機器に入れれば出来上がるまで人の手を介さないので精度が高いのが特徴。1個5キログラムの鉄塊を約350グラムのパターヘッドにするので、原材料の90%以上が鉄くずになる。
「完全オリジナルの製品を作るのですから、そのぐらいの気概は必要です」とは奥田社長の弁。
ベノック
京都市南区上鳥羽大物町79
TEL.075-693-8280
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ニッポンのものづくり精神が息づく、ガレージパター。その魅力に一度ふれてみてはいかがだろう
週刊GD2019年9月24日号より
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