むとうとしのり／1978年生まれ群馬県出身。パナソニックオープンで4年ぶり優勝。安定したドライバーショット、切れ味鋭いアイアンショットは健在、通算7勝の実力者
クラブは1球打った第一印象がもっとも大事
この歳になっても戦えているのは、クラブのおかげもあると言う武藤。彼がクラブ選びで大事にしていることはなにか。
武藤 第一印象ですね。見た目の印象ではなく、打った感じです。自分のなかで振りやすい、好きという感覚があって、その感覚に近ければ一球打っただけで決まります。
武藤 最初の印象ってすごく大事だと思っていて、第一印象が悪いと、そのクラブは何球打ってもいい感覚にはなりません。ある程度の条件さえクリアできれば、構えたときの見た目とかはそれほどシビアになることはありません。
ドライバーは「ミズノプロ プロト」
ドライバーは「一発打ってすぐ決めた」というミズノプロのプロトタイプを使用
見た目どおりドローが打てるのがお気に入り
"ある程度の条件"とは、見た目どおりの弾道が出てくれることだ。
スピーダー757TR、硬さX
ドライバーの平均飛距離は292Y（10月11日時点）
武藤 つかまりそうな顔をしているのに、フェードが出たり、その逆もそう。見た目と違う球が出るのは気持ち悪いですね。好きというわけではないのですが、今までの経験から言えば、比較的つかまるイメージが出るクラブを使ってきています。でもこれってつかまる顔が好きってことですかね。（笑）
20代のころはスウィングでドローを打っていたが、今はスウィングだけではなくクラブに頼りながらドローを打っている。クラブの恩恵を受けながら、シーズン2勝目を目指す。
3Wは飛ばしたいの想いチョイス「タイトリスト917F2」
FWはタイトリスト917F2。飛距離がほしいパー5の2打目で活躍。「球は上がりやすいが吹き上がらないクラブです」
220～240ヤードを狙い打つUT「ミズノGX」
UTはアイアンの感覚を保ちたいためスチールシャフト
球の打ち分け自由自在マッスルバック「ミズノプロ120」
打感の良さはもちろん、球の左右高低を自在に打ち分けられる操作性のよさがウリ
打感の良さはもちろん、球の左右高低を自在に打ち分けられる操作性のよさがウリ
打感の良さはもちろん、球の左右高低を自在に打ち分けられる操作性のよさがウリ
グリーン周りは60度を多用「ミズノプロS18」
54度と60度。グリーン周りは60度で様々な球を打ち分け寄せる
54度と60度。グリーン周りは60度で様々な球を打ち分け寄せる
ピンタイプで感性を生かすパター
パターはピンタイプ。「マレットを使ったこともあったけど、オートマチックすぎて合わなかった。結局、ピンタイプに戻ります」
パターはピンタイプ。「マレットを使ったこともあったけど、オートマチックすぎて合わなかった。結局、ピンタイプに戻ります」
スウィング同様、クラブ選びも正統派
Ph／Shinji Osawa
週刊GD2019年10月22日号より
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