ゴルフを肴にしての居酒屋トークは楽しいが、時に大激論になる。先日は私がシューズを買い替えたいといったことで、オーセンティックなシューズ派と、ニットのような素材のイマドキのシューズ派に分かれて激論開始となってしまった。
オーセンティック派はニットの軽さやフィット感を認めたものの、スウィング時の剛性感や柔らかいために急な斜面において靴内で足が動くことを問題としていた。
ニット派は圧倒的な軽量性、そしてフィット感、何よりオシャレじゃないかと譲らない。
そんななか無所属な男が「ニューバランスMGBF574」を推してきた。「結局、両者のいいとこ取りしたシューズが最強でしょ」と正論を言う。
ニューバランスが得意のランニングシューズの技術を投入したモノで、快適さとホールド感の鍵を握るアッパーは"ファントムフィット"というテクノロジーを採用しており、フィット感も抜群らしい。
またニューバランスではお馴染みとなっているミッドソール"レブライト"は、大幅に軽量化しながらも、心地よいクッション性と耐久性を確保してくれる。
試履きしてみるとフォット感に驚いたが、正直、機能よりもビビッドなカラーが最高に気に入って、衝動買いしてしまった。
コースで試すと、「いいとこ取りが最強」という理由がすぐに理解できた。フィット感とホールド感が高いレベルで両立している。軽量で疲れにくいのも嬉しい。
残念ながら崖を下りたり、斜面を登る機会が多い私にとって、ホールド感は何モノにも代えがたい。最高に気にいったのだが、ショットが曲がったとき、斜面の上でビビッドなカラーが目印となり、「あれOBだったの?」とあとで肴にされることが玉にキズだ。
ニューバランス MGBF574
◎タイプ/BOA
◎カラー/レッド、イエローブルー
◎サイズ/25.0~29.0cm(0.5cm刻み)
◎重量(片足)/366g(27.5cm)
【締め切り】2019年10月29日(火) 24時
週刊GD2019年10月29日号より
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