13年ぶりに日本で試合を戦い、見事優勝を果たしたタイガー。以前に比べ、スウィングが静かになったと感じたファンも多いはず。反力打法の吉田洋一郎プロが解説。

タイガー・ウッズ
1975年生まれ。カリフォルニア州出身。先日アメリカツアー82勝(メジャー15勝)を挙げ、サム・スニードの記録に並んだ。

体に負担をかけずに効率よく飛ばしている

年齢も43歳になり、体への負担が少ないスウィングへとシフトしてきています。以前はハンドファーストを保ったまま、体のパワーで飛ばしていましたが、いまはリリースの動きを入れることで、クラブに仕事をさせています。

画像: 手首をリリースしてスウィング。昔ともっとも変わった点

手首をリリースしてスウィング。昔ともっとも変わった点

画像: ZOZO選手権2019でのタイガースウィング

ZOZO選手権2019でのタイガースウィング

バックスウィングもねん転から、ヒップターンを使った回転に変え、腰への負担を軽減しています。見た目は静かになりましたが、効率よくヘッドを走らせているので、飛距離が伸びている。

現在のタイガーのスウィングは、シニア世代のお手本です。

タイガー・ウッズのドライバースウィング

【ポイント①】クラブをスムーズにリリースする

タイガーのスウィングが以前よりも静かになったのは、体の運動量が減り、クラブの運動量が増えたから。手首を固めずにやわらかく使い、自然な動きでクラブをリリース。ヘッドがターンすることで、効率よくクラブが加速します。

画像: スムーズにリリース

スムーズにリリース

画像: 以前はこうでした

以前はこうでした

昔のスウィング(2013年)

【ポイント②】右腰のねん転差をつくらない

下半身と上半身のねん転差でパワーを生み出すスウィングは、腰への負担が大きくなります。シニア世代だと腰痛の原因にもなる。ヒップターンで胸と腰を一緒に回せば、深いトップを作ることができますよ。

画像: 体に負担をかけずに効率よく飛ばしている

【解説】吉田洋一郎プロ
よしだひろいちろう。1978年生まれ。北海道出身。インストラクターを務めながら、レッドベターをはじめとする世界中のプロコーチのスウィング論を直接、学んできたスウィング研究家でもある。2019年、クォン教授とともに、レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞

週刊GD2019年11月12日号より

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画像: golfdigest-play.jp
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