いまどきのアイアン30モデル、飛び様チェックにつづいては、それぞれのクラブの飛距離性能を調査。すべて7番アイアンで試打したが、飛距離の差は大きく、試打を担当した横田英治プロも驚きの結果となった。

最新30モデル、アイアン分析①はこちら↓

飛ばすアイアン、飛ばさないアイアンがある

同じ番手なのに最大4番手差!?
最新アイアン30モデルを実際に芝の上から試打し、トラックマンで計測。各モデル3球のうち、芯をとらえたベスト1球で比較した。使用ボールは本間ゴルフの「TW-X」で統一。

画像: 計測には弾道測定器トラックマンを使用。ボールは本間のTW-Xを使用した

計測には弾道測定器トラックマンを使用。ボールは本間のTW-Xを使用した

横田 飛距離の差を見てもらえば分かるように、同じ7番アイアンでも、もはや別モノ。ミスしても飛距離が落ちない「飛ばすモデル」もあれば、ミスしたら飛距離の落ちる「飛ばさない」モデルもあります。コンセプトがまったく違うわけですから、自分がアイアンに何を求めるかがとても重要です。

7番アイアン飛距離別分布

画像: 飛ばすアイアン、飛ばさないアイアンがある

180ヤード以上飛んだモデル

画像1: 180ヤード以上飛んだモデル

ニューegg(プロギア)
シャフト:eggオリジナル(M43)
「ハジきが強くて初速が唯一の60m/sに」(横田・以下同)
   

画像2: 180ヤード以上飛んだモデル

ニューeggフォージド(プロギア)
シャフト:eggオリジナル(M43)
「試打した中でHSが最も速く出たモデル」

画像3: 180ヤード以上飛んだモデル

インプレスUD+2(ヤマハ)
シャフト:NSプロ ゼロス7(S)
「4番アイアンみたいなロフトでも球が浮いて飛ぶ」

175ヤード以上飛んだクラブ

画像1: 175ヤード以上飛んだクラブ

EZONE CB701(ヨネックス)
シャフト:ヨネックスNST400(SR)
「見た目のわりにコントロールもできる」

画像2: 175ヤード以上飛んだクラブ

RMX220(ヤマハ)
シャフト:NSプロ RMX95(S)
「飛び系だけどアイアンらしい球の飛び方」

170ヤード以上飛んだクラブ

画像1: 170ヤード以上飛んだクラブ

EPICフォージドスター(キャロウェイ)
シャフト:NSプロ ゼロス7(S)
「スピンが少なめでトータルは180ヤード超え」

画像2: 170ヤード以上飛んだクラブ

T200(タイトリスト)
シャフト:タイトリスト クロカゲ60i
「球が左に行きづらいので振っていける」

画像3: 170ヤード以上飛んだクラブ

ツアーB JGR HF3(ブリヂストン)
シャフト:NSプロ 950GH neo(S)
「ロフトが立って飛ぶわりに打感はやわらかい」

画像: 「出だしのスピードや高さが自分の感覚に合っているクラブがいいですね」

「出だしのスピードや高さが自分の感覚に合っているクラブがいいですね」

165ヤード以上飛んだクラブ

画像1: 165ヤード以上飛んだクラブ

APEXフォージド(キャロウェイ)
シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー105(S)
「7番アイアンらしい長さとロフトで安心して打てる」

画像2: 165ヤード以上飛んだクラブ

TC560(フォーティーン)
シャフト:NSプロ 950HT(S)
「ロフトが立っているように見えず違和感なし」

画像3: 165ヤード以上飛んだクラブ

G410(ピン)
シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー105(S)
「キャリーは出ても飛びすぎることがない」

画像4: 165ヤード以上飛んだクラブ

P・790(テーラーメイド)
シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー105(S)
「ターゲットへ一直線に向かっていく球質」

画像5: 165ヤード以上飛んだクラブ

TW XP-1(本間ゴルフ)
シャフト:NSプロ ゼロスfor TW
「コンスタントにキャリーを出していける」

画像6: 165ヤード以上飛んだクラブ

HI540(フォーティーン)
シャフト:NSプロ 950HT(S)
「中空で弾き、クラブが長めなのでキャリーが出る」

画像7: 165ヤード以上飛んだクラブ

Xフォージド スター(キャロウェイ)
NSプロ モーダス3 ツアー105(S)**
「打感、やさしさ、飛びのバランスがいい」

160ヤード以上飛んだクラブ

画像1: 160ヤード以上飛んだクラブ

RMX120(ヤマハ)
シャフト:NSプロ RMX95(S)
「アスリートにとってやさしく打てる作り」

画像2: 160ヤード以上飛んだクラブ

T300(タイトリスト)
シャフト:タイトリスト クロカゲ601**
「ミスヒットしても同じくらい飛んだ」

画像3: 160ヤード以上飛んだクラブ

オノフ フォージド黒(グローブライド)
NSプロ モーダス3 ツアー105(S)
「スクェアに構えやすいしラインが出せる」

画像4: 160ヤード以上飛んだクラブ

Mizuno Pro920(ミズノ)
NSプロ ゼウス7(S)
「出球のスピードが速くて高く上がった」

画像5: 160ヤード以上飛んだクラブ

スリクソン フォージド(ダンロップ)
DG DST(S200)
「向いた方向へストレートな球で飛んでいった」

画像6: 160ヤード以上飛んだクラブ

Mizuno Pro520
NSプロ950 neo(S)
「インパクト時のロフトなりに球が飛び出す」

画像: 「ストロングロフトのぶっ飛ぶ系が台頭する一方で、マッスル系の飛ばさないアイアンも増えてきていますね」

「ストロングロフトのぶっ飛ぶ系が台頭する一方で、マッスル系の飛ばさないアイアンも増えてきていますね」

160ヤード以上飛んだクラブ

画像7: 160ヤード以上飛んだクラブ

T100(タイトリスト)
DG AMTツアーホワイト(S200)
「芯を外してもコンスタントにこのキャリー」

画像8: 160ヤード以上飛んだクラブ

ブループリント(ピン)
NSプロ モーダス3ツアー105(S)
「ある程度のヘッド速度と技術がある人にとって強力な武器に」

画像9: 160ヤード以上飛んだクラブ

i210(ピン)
NSプロ モーダス3ツアー105(S)
「グリーンを狙うスコアメーキングクラブとして◎」

画像10: 160ヤード以上飛んだクラブ

620CB(タイトリスト)
DG AMTツアーホワイト(S200)
「MBに比べれると球離れが少しだけ早い印象です」

画像11: 160ヤード以上飛んだクラブ

Mizuno Pro120(ミズノ)
DG120(S)
「ロフトが寝てクラブが短めに感じる。飛びすぎない」

画像12: 160ヤード以上飛んだクラブ

APEX PRO(キャロウェイ)
NSプロ モーダス3ツアー120(S)
「想定したレンジを越えることがないから安心できる」

画像13: 160ヤード以上飛んだクラブ

RMX020(ヤマハ)
DGツアーイシュー(S200)
「振ってもスピンがかかって飛びすぎない」

150ヤード以上飛んだクラブ

画像1: 150ヤード以上飛んだクラブ

620MB(タイトリスト)
DG AMTツアーホワイト(S200)
「スピンが入って飛びすぎないからゆるまない」

画像2: 150ヤード以上飛んだクラブ

TW-MB ローズPROTO
NSプロ モーダス3 for TW
「飛びすぎる不安がなくて気持ちよく振れます」

月刊GD2019年11月号より

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