
ファン・アルム/1987年生まれ韓国出身。今季はスタンレーレディスで優勝、通算5勝を挙げる実力者。どんなときでも快く取材に応じる「神対応」プロとしても有名
“我慢のゴルフ”で今季も優勝
ファン・アルムのプレースタイルは「我慢」。自分自身が決めたことを信じて貫きとおすことだと本人は話す。それは、クラブ選びにも通じるところがある。
ドライバーは「オノフ黒(2017年)」

ドライバーは2017年モデル。「スピンが多いスウィングなので、ヘッドとシャフトでスピンを減らしています。中弾道で強い球が打てます」

ドライバーは2017年モデル。「スピンが多いスウィングなので、ヘッドとシャフトでスピンを減らしています。中弾道で強い球が打てます」
「私が今使っているドライバーは2017年モデルです。もちろん、新しいものも試しますし、新しいもののほうが性能的に優れていることも理解していますが、『一度決めたらあまり変えたくない』という性格だから、長年使ってしまうんだと思います」
クラブ選びで大事にしていることは「スピンレス」。

ドライバーとFWは、スピーダー569 エボリューションⅣを採用。低スピン化を図る
「もともとスピンが多く、吹き上がることが多いスウィングなので、クラブにはとにかくスピンが少ないことを求めています。スウィングをいじることはしたくないので、クラブでスピンを減らしています」
さらにもうひとつ、彼女が大事にしていることがある。

平均飛距離238ヤード、フェアウェイキープ率は70%超え
3Wと5Wは「オノフ フェアウェイアームズ黒」

「直進性が高く、どんなライからでも対応できる」点が気に入っている
「私はあえて得意クラブを作りません。得意クラブを作ると、どうしてもそれに頼りたくなってしま
う。調子が悪くなったら、他に頼るものがなくなってどんどん悪いほうに行ってしまう。だから、ど
のクラブも同じように打てる技術を日々磨いているんです」
確かな技術を武器に来年は3年連続の優勝を目指す。
どんなライでも打てる“対応力”を求める「オノフ フェアウェイウイングス黒」

UTはフェアウェイだけでなく、ラフやティショットでも対応できることが大事。ソールの抜けがよく、ファンが求める対応力に優れた一本
手に伝わる感覚を大事にしたい「オノフ フォージド黒」

操作性はもちろん大事だが、それよりも“簡単さ”を重視。楽に球が上がり、飛ばせるクラブを使用

操作性はもちろん大事だが、それよりも“簡単さ”を重視。楽に球が上がり、飛ばせるクラブを使用

操作性はもちろん大事だが、それよりも“簡単さ”を重視。楽に球が上がり、飛ばせるクラブを使用
グリーン周りは58度で寄せる

ウェッジは48、52、58の3本。グリーン周りは基本的には58度でカバー。低い球や高い球を打ち分け攻略していく

ウェッジは48、52、58の3本。グリーン周りは基本的には58度でカバー。低い球や高い球を打ち分け攻略していく
手に伝わる感覚を大事にしたい「ピン シグマ2ARNA」

パターはピンの「シグマ2」を使用。手に伝わる感覚を生かしながらストロークしたい。それを実現してくれるパター

得意クラブは「あえて作らない」

PHOTO/Shinji Osawa
週刊GD2019年12月10日号より
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