フェースに乗せるためにインから入れて打つ
ショートゲームの名人でもある石川遼選手に、アプローチの打ち方を聞いたら、なんとインサイドアウトに打っているという。
石川 アプローチはカットで打つと思っていますよね。カットばかり打っていると、ボールの下をフェースがくぐり、ボールが乗っている時間が無くなってしまうんです。
石川 それが原因でスピンがかかったりかからなかったり。だから僕はインアウトの軌道で練習をしています。
石川 インアウトでボールをつかまえることで、フェースにボールが乗るようになるんです。スピンも毎回同じようにかかり、思ったところに打てる。
石川 今の僕のアプローチ練習の9割はインアウトなんです。おすすめですから皆さんも試してみてください。
Q、なぜドロー回転がいいの?
【A①】SWは上に行く力が強い。カット打ちでは球が弱い
フェースが開いて当たるカットはボールの下にヘッドが入るため、ボールが上に上がる力が強く球足が弱くなる。
【A②】一定のスピンがかかるので距離感が生まれやすい
フェースが立つことで毎回同じように当たるので、距離が合わせやすくなるしスピンのかかり方も一定になりやすい。
【A③】カットは球が止まる、ドローは球が伸びる
ドローは低く飛び出して球足は伸びるが、スピンもかかっているので無駄に転がらず、思ったところに止めやすい。
ハンドファースト&フォローでトゥが立つ
プロの大半はインアウトで寄せていた
調べた結果、3つの軌道で寄せているのが分かったが、落とし場所に球を乗せて運ぶように打っているのは共通だった。それをやりやすいのが、インアウトだと石川プロ。
プロ13人中、9人が「インアウト」だった
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浅地洋佑プロは“胸”でインアウトの軌道を作る
花道からの30ヤードアプローチ
胸の回転でインアウト軌道を作ることが大切。ボールを包み込む感じでフェースを返しながら振り出そう。
Q 、「カット」のほうがスピンかからない?
「インアウト」だとフェースが立って球が乗りやすい
カットだとフォローでフェースが開いてしまい、ボールの下を抜けやすい。インから入れるとフェースが立ち、ボールが乗ってスピンがかかりやすくなる。
Q、インから入れたらダフリませんか?
いいえ、バウンスが当たりやすくなり滑ってくれます
インのほうが低い位置から下りてきやすい。SWならバウンスが先に当たってくれるのでヘッドが滑って安定して打てる。
月刊GD2020年1月号より
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ドロー回転アプローチ②に続く
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