「オモリ外し」は大切なコンペ前の魔法のチューニング?
試打したのは、この3人
重りを外すだけで。1日限定の飛ばし屋に!?
可変調整ウェートのついたドライバー6モデルを、ノーマルの状態(重りの付いた状態)と、オモリを取り外した状態で試打比較。
さらに、重りを外したドライバーはノリー堀口氏が鉛を貼ってチューニングした状態でもテスト。それぞれの試打者がもっとも飛ばせる仕様を探った。
試打ドライバーの重量&バランス確認
オモリを外すと、どう変わる?
オモリを外した6モデルを試打開始!
その結果、M5のオモリ(20グラム)を外し、ソール後方に6グラムの鉛をつけた大平さんが、ノーマルの状態からプラス12ヤードと最も飛距離アップを果たす結果に。
ノリー オモリを外すことで、ヘッドの重さを感じなくなり、ヘッド速度がグンと上がり、ソール後方に鉛を貼ることでつかまって飛距離が伸びたんです。このチューニングを使えば1日間は飛ばし屋に変身できます。
なぜ1日間?
ノリー 重さに慣れてしまうので効果は一時的です。ここぞ!の時以外はもとに戻しましょう。
時松隆光プロのテンフィンガーを学んでミート率アップ↓
それぞれの一番飛んだチューニング方法を公開
お好み焼き屋・深井さんが一番飛んだのは
G410 LSTのオモリ外し
G410 LST(通常時)→オモリ外し時
HS:43.1m/s → 44.1m/s
初速:65.3m/s → 66.9m/s
スピン量:3639rpm → 3240rpm
打ち出し角:12.3度 → 10.3度
キャリー:240ヤード → 245ヤード
総飛距離:251ヤード → 258ヤード
3グラムの鉛をつけてプラス9ヤード
ソールヒール後方に鉛を貼ることでよりつかまり、理想的な高さが出た。(倍の6gの鉛だとつかまりすぎる結果に)
バーテン大平さんが一番とんだのは
M5のオモリ外し
M5(通常時)→オモリ外し時
HS:44.2m/s → 45.7m/s
初速:66.1m/s → 66.9m/s
スピン量:3520rpm → 3298rpm
打ち出し角:12.8度 → 11.1度
キャリー:244ヤード → 247ヤード
総飛距離:260ヤード → 269ヤード
さらに6グラムの鉛でプラス12ヤード達成
球が低かった分、ソールヒール後方に鉛を貼り重心を深くチューニング。スライス系から理想的なドローになった。
%%フィッターのノリー氏が一番飛んだのは%%oragne
「G410 LST」のオモリ外し
G410 LST(通常時)→オモリ外し時
HS:46.2m/s → 48m/s
初速:69.6m/s → 71.5m/s
スピン量:2404rpm → 2281rpm
打ち出し角:12.2度 → 10.9度
キャリー:270ヤード → 272ヤード
総飛距離:283ヤード → 293ヤード
ノリーさんに限っては、鉛貼りは逆効果という結果に。鉛を前方と後方に貼ったが、前方では打ち出しが低すぎ、後方はつかまり過ぎてしまった。
オモリを外すと、初速も上がり、打ち出しが低くなったため、強弾道で飛ばせた。
なんでオモリ外しは飛ぶの?
あくまで一時的にではあるが、重りを外すことでヘッドが軽くなり、ヘッド速度がグンと上がることが理由のひとつ。
ほかには、重量が軽くなることで、トップでクラブが垂れにくくなり、コンパクトなトップがつくりやすくなる。
ヘッドが軽くなった分、シャフトのしなりが抑えられて、シャフトが硬く感じ、振りに行けるようになる。
ヘッドの深重心効果がなくなることで、打ち出しが低くなり初速がUPするなどのメリットが考えられる。
ただし、軽く感じるのは一時的なものなので、ラウンド後は元に戻すべき。軽い状態のクラブを振っていると慣れが出てきてしまい効果が薄れてしまう。
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