彼の新しい武器は『キャスコ UFO by POWEr TORNADO』。
パワートルネードと聞いて、ピンと来た人も多いだろう。初代パワートルネードは、ユーティリティという言葉もまだない頃に、ロングアイアンが苦手な人から絶大な支持を得た、元祖お助けクラブだ。
あれから20年。劇的に進化したやさしさに、フェアウェイウッドのようなつかまりの良さ、それに構えるとターゲットをアイアンのように狙えるイメージがある。
ユーティリティの枠を超えた重心の深さ、重心角と、慣性モーメントの大きさで、ヘッドがブレにくく挙動が安定し、楽に球が上がってくれる。
その秘密は、ユニバーサルウイングという名のヘッド後方の突起物。大きな慣性モーメントと番手ごとの最適重心位置を確保しているらしい。加えて空力や視覚的な効果もあるというから驚きだ。そして太径シャフトが強いインパクトとブレない飛びに貢献している。
番手は#33、#44、#55、#66、#77、#88、#99の7本。＃33のロフト角は15度と3Wと同じ、＃99は38度と9Iとほぼ同等で、フェアウェイウッドからアイアンまでの番手をカバー
「UFO」という刻印のクラブでバッグがいっぱいに!
よほど相性がいいのか、フェアウェイウッドからアイアンに相当する番手まで、7種類のロフトがある“UFO”で友人のキャディバッグがいっぱいになっていた。
僕も彼とラウンドして驚いた。ややこしい状況でも高弾道でボールをグリーンに着陸させる。打たせてもらうと苦手な距離が楽に狙える。気がつけばグリーン上にボールを垂直着陸させる“ＵＦＯ”に心を侵略されたようだ。
パワートルネードは、宇宙からの使者となり、ユーティリティの枠を超えて多くのゴルファーを救ってくれることだろう。
UFO by POWER TORNADO
◎ヘッド素材／鍛造スーパーハイテン＆SUS630
◎番手（ロフト角）／#33（15度）、#44（18度）、#55（22度）、#66（26度）、#77（30度）、#88（34度）、#99（38度）
◎ライ角（＃66）／60.25度
◎長さ（＃66）／39インチ
◎重さ（＃66）／344グラム（Falcon shaft・S）
◎シャフト／Falcon shaft（S・R）
※応募締め切り：2020年1月14日(火) 24時
週刊GD2020年1月7日・14日合併号より
PHOTO／Takanori Miki
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