今週の通勤GDは、芹澤信雄「1番ホールの木の下で…」。その第56回。あるグランドシニア競技で初日トップに立つ活躍を見せた芹澤プロ。久しぶりの優勝争いに、「コルフの楽しさとプレーできる喜びを噛みしめた」というが…。

前回のお話し↓

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

芹澤信雄プロ
1959年生まれ。ジャンボ尾崎に「世界一パーパットが上手い」と評されたパットの名手。1987~2000年にツアー5勝。その後シニア1勝。飛距離優先時代をショットの質で生き抜く。チーム芹澤ゴルフアカデミー主宰。

真剣だから楽しい、
結果が出たらもっと楽しい

競技の場というのは、自分の本当の姿と向き合うことができます。普段のゴルフにはない緊張感のなかでのプレーでは、普段ごまかされていた自分の問題点が浮き彫りになるんです。普段できることができなくなり、普段出ないミスが出る。

でも、それこそが自分の本当の姿であり、実力なんです。プロコルファーにとって、ノープレッシャーなら、150㍎先のグリーンに乗せることなんて朝飯前ですが、試合のなかでは100㍎だって乗せられないことがある。

でも本当の実力って、そういうプレッシャー下でできるかどうかなんです。そういう自分を突きつけられると、自分に足りない技術も見えてきますし、上達のために何が必要なのかも見えてくるんです。

画像: プロゴルファーは、競技中のゴルフが本当の実力

プロゴルファーは、競技中のゴルフが本当の実力

みなさんのゴルフの
「土台」は何ですか?

では、本当の上達のために何が必要なのかと言ったら、「基本」ということになってしまうんですけどね。

たとえば腰から腰、肩から肩のスウィングをどれだけ完璧にできるか。何もない平らな場所で10回続けて同じ球が打てるか。

みなさんにはあまり見えていないかもしれませんが、プロゴルファーというのはそういった基礎練習をすごく大事にしていますし、自分の技術の土台として、誰しもそういった「基本」を持っているんです。

片山晋呉くんが9番アイアンのハーフショットをひたすら打つとか、松山英樹くんが練習場では必ず片手打ちをするとかいうのもそう。藤田寛之くんも、調子が悪くなると7番アイアンでティアップして打つ練習に戻ります。

7番アイアンのハーフショットが
芹澤信雄の技術の土台

僕の場合は、研修生時代に土の上からボールを打ち続けたことが技術的な土台になっているので、そのときやっていた7番アイアンでのハーフショットなんかが「戻るべき場所」と言えるかもしれません。

こういう「基本」さえしっかりしていると、コースで出会うさまざまな状況も、そのアレンジで対処できるようになります。

傾斜やライヘの対処や、風が吹いたりしたときの対応などもそう。技術的な土台がしっかりしていれば、特別なワザで何かをするのではなく、アドレスだけを変えて「いつものスウィング」をするだけでほとんど何にでも対応できてしまう。

プレッシャーがかかったら
いつものハーフショットをすればいい

そういう技術はプレッシャーのかかる場面でも崩れませんから、「強い」んです。ゴルフに真剣に取り組もうと思っている方は、こういうことを肝に銘じて、地味な練習を続けてください。

その地味な練習の楽しさがわかるようになったら、確実にレベルアップしているはずですよ。

コースでの対応力は
スウィングよりもアドレス

【ポイント①】 左肩の高さと目線で球の高低を打ち分ける

球の高低をコントロールする際も、スウィングは変えずにアドレスで対処できる。打ちたい球によって左肩の高さと目線を変えよう。

画像1: コースでの対応力は スウィングよりもアドレス

【ポイント②】 スタンスとボール位置で飛距離か精度かを選択

飛ばしたいときはスタンス広めでボールは左寄り。曲げずに運びたいときはスタンス狭めでボールは右寄り。構えでスウィングも自然と変わる。

画像2: コースでの対応力は スウィングよりもアドレス

月刊GDより

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画像1: golfdigest-play.jp
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