風に負けない調整術
米田 重ね着から解放される春は、体が回りやすくなるのでスウィングが力みがちになります。風が強いと、さらに力が入るため、とくにスライサーの人は、普段よりも曲がり幅が大きくなりやすいんです。弾道調整機能付きのドライバーであれば、重心距離やフェースの向きを調整して、ボールがつかまりやすいセッティングにしておくといいですよ。
―― FWやUT、アイアンもウェイト調整用の鉛を使って、“春仕様”に改造だ。
米田 球が上がりやすいFWやUTは、風の強い日はコントロールしにくくなるので、重心深度が浅くなるように鉛を貼って、余計なスピンを減らします。アイアンは重心位置が高くなるように鉛で調整すれば、自然と弾道が低く抑えられるので、春風に翻弄されにくくなりますよ。
ドライバー調整法
重心距離を調整する
米田 重心距離を調節できる機能があれば、スライサーはウェイトをヒール側にセットすればOK。重心距離が短くなって、フェースが返りやすくなります。
スライサーはフックフェースを強める
米田 カチャカチャ機能のあるドライバーなら、スライスの人は、ノーマルからフックフェースに調整するといいですよ。ロフトも少し立つので、球も低く抑えやすくなります
アイアン調整法
重心位置を高くして弾道を低くする
米田 FWやUT同様、最新のアイアンも低重心で球が上がりやすい設計。バックフェースの上めに鉛を貼ることで、重心位置が高くなり、自然と弾道が低く抑えられます。
FW&UT調整法
重心深度を浅くしてスピン量を減らす
米田 FWやUTは、低&深重心で球が上がりやすいので、風の強い日は使いにくいと感じている人も多いはず。ソールのフェース側に鉛を貼り、重心深度を浅くすれば、ロフトが寝にくく、スピン量も減ります。
週刊GD2020年3月31日号より
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