昨年はツアー初優勝を含む2勝を挙げた柏原明日架。開幕を待つ、彼女の2020年クラブセッティングを覗いた。
“替えない女”が決断
シャフトをツアーADに一新
もうひとつ上のレベルへ、ステップアップすることを自らに課している。必要なのは「フェアウェイキープ率」と「パーオン率」を上げることだと分析。
そこで、柏原が行ったのが、シャフトすべてをチェンジすることだった。
「課題はフェアウェイキープ率とパーオン率ですが、とくにパーオン率は50位以内に入ったこともほぼないんです。ここを改善しないと、もっと上にはいけないなと思いました。スウィングは良くなっているので、シャフトをすべて見直すことにしました」
柏原がクラブをチェンジするには、3つの段階があるという。
まず「打ってみていい球が出る」こと。
次に「データを計測していい数字である」こと。
最後に「コースで試して納得ができた」場合にチェンジする。
「思い切ってシャフトを替えたことで、感覚的にも、数値的にも納得いくものになりました」
柏原は数字をかなり重視している。感覚だけに頼らず結果を何よりも大事にする。
今回はシャフトにとどまったが、それでもここまでのチェンジは今までにないという。だからこそ試合の結果が良くなっても、悪くなっても、楽しみだと嬉しそうに話す。
これを超えるドライバーは今はない
ローグスタードライバー
シャフトを替えて精度アップ
アプローチの軸は56度
2ボールパターは替えられない
ウッド5本、アイアン5本、ウェッジ3本
PHOTO/Hiroaki Arihara
週刊ゴルフダイジェスト2020年4月1日号より
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