今や最先端のドライバーは、カーボン複合ヘッドが主流になりつつある。その中でカーボンの老舗ヨネックスが、カーボンのうま味を極限まで引き出したクラブを作り出したようだ
画像: ヨネックスの新ドライバー「EZONE GT」

ヨネックスの新ドライバー「EZONE GT」

複合ヘッドの技術、他とは年季が違う!
この飛びと直進性
なるほどカーボンを知り尽くしている

画像: この溝が威力を発揮する!?

この溝が威力を発揮する!?

この手があったか! カーボンにも"溝"

チタンのボディ、あるいはソール部分などに"溝"を設けて反発性能を高める設計は、すでにトレンドではなく定番になりつつある。

だが、長年カーボン素材と向き合ってきたヨネックスは、カーボンクラウンに"溝"を設けることを発案した。

画像1: 【ドライバー研究】1発打って驚いた! 「新 EZONE GT」は怪物かッ!

クラウンが一定方向にたわみ反発力と直進性が上がる
たわみ戻りに優れる新次元カーボン「Namd」を複合したカーボンクラウンの裏側に"溝"の列を配置。芯を外しても一定方向にたわんで戻るので直進性が向上する

カーボンクラウンを採用した複合ヘッドの場合、インパクト時にフェースとクラウンが効率よくたわむことで反発性能を高めることができる。

だが、芯を外したときにはクラウンのたわみ方がよじれてしまい、反発性能や方向性にバラつきが生じやすかった。

その課題に長年取り組んできたヨネックスは、新モデル「EZONE GT」で、クラウンの裏に"溝"を刻むことで一定方向(打球線)にたわみやすくし、打球の直進性を向上させた。

さらに、フェース下部のソール裏面に2つの"溝"、フェース裏面には2本の"タテ溝"を設け、オフセンターヒット時の反発性能をアップ。

エネルギーロスを最小限にとどめるとともに、直進性もアップしている。

インコアグルーブテクノロジー①
フェース裏のタテ溝で芯を外しても強く弾く

画像2: 【ドライバー研究】1発打って驚いた! 「新 EZONE GT」は怪物かッ!

フェースの裏面にも2本のタテ溝を配置。打点がトウ、ヒール方向にブレた場合、その効果でフェースのたわみが大きくなり、ボールの変形量を抑えてエネルギーロスを防ぎ、強い反発性能を発揮

インコアグルーブテクノロジー②
ソール裏面の溝で下目のヒットに強い

画像3: 【ドライバー研究】1発打って驚いた! 「新 EZONE GT」は怪物かッ!

ソール裏面、フェース寄りに2つの溝を配置することで、フェース下部の反発力を向上。さらにフェース寄りの重量を減らすことで、深重心化によるスウィートエリアの拡大にも貢献している。

フェースの「CNCミーリング」採用にも直進性へのこだわりが表れている。

小さな大発見
CNC縦ミーリングが余計な曲がりを消す!

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フェースは一般的には横研磨で仕上げられるが、「EZONE GT」はコンピュータ制御された「CNC縦ミーリング」を採用。ヨネックスの研究では、横研磨のフェースではインパクト時にボールが左右にブレやすく、そのためスピン軸が傾いてしまい、サイドスピンが大きくなりがち。

「CNC縦ミーリング」を施すとインパクト時に垂直方向にボールが動きやすくなり、スピン軸が傾かず直進性が向上するという。

試打でチェック!
正直、こんなに凄いドライバーだと思わなかった

画像1: 試打でチェック! 正直、こんなに凄いドライバーだと思わなかった

【試打・解説】平野義裕
東京・目黒区の練習場スイング碑文谷内にある「クールクラブス」のカリスマフィッター。あらゆるヘッドとシャフトの特性を知り尽くす

初速性能、安定性ともに超A級です

「EZONE GT」2モデルをHS45m/sで試打。両方とも初速性能の高さはもちろん、弾道の安定性が抜群で270㍎超えを連発。

455435
ヘッド速度44.9m/s45.0m/s
ボール初速66.6m/s66.7m/s
ミート率1.481.48
打ち出し角12.7°11.7°
スピン量2451rpm2093rpm
飛距離(トータル)272.6y273.7y

ココがイイ①
初速を謳う外ブラモデルに匹敵する初速

画像2: 試打でチェック! 正直、こんなに凄いドライバーだと思わなかった

平野 「435」はライナー系の強い弾道。安定したフェードで飛ばせる。「455」は少しフックフェースでつかまる安心感がある。弾き感があって、これも初速が出ます。

ココがイイ②
どんな身長の人が構えても座りが良い

画像3: 試打でチェック! 正直、こんなに凄いドライバーだと思わなかった

平野 最近は手元を低くして構えるとやたら右を向くヘッドが多いけど、この2モデルは違う。ヘッドの座りがよく、背の高い人でも低い人でもすっきり構えられる。よくできています。

ココがイイ③
複合ヘッドとは思えない心地よい打感と打音

画像4: 試打でチェック! 正直、こんなに凄いドライバーだと思わなかった

平野 2モデルとも打感と打音がそっくり。打感が悪くなりがちな複合ヘッドなのに、すごく心地良い。操作性も高く、弾道をイメージしやすいです。

カーボンの技術がココにも!
大きくしなるのに素早く戻る新次元のシャフト

画像: カーボンの技術がココにも! 大きくしなるのに素早く戻る新次元のシャフト

新次元カーボン「Namd」はヘッドスピードに応じて大きくしなりながら素早く戻る。かつてない球押し感でボール初速をアップ。先端側に配された新カーボン繊維「M40X」はインパクトの衝撃を受け止めて反発に変え、強い弾きを実現している。

ヘッドは2サイズ
やさしく飛ばす「455」、操作性抜群「435」

455

画像1: EZONE GT455

EZONE GT455

画像2: EZONE GT455

EZONE GT455

455はシャローバックで大きすぎないシルエット。上下の打点ミスにも強い。

435

画像1: EZONE GT435

EZONE GT435

画像2: EZONE GT435

EZONE GT435

435はややディープフェースで小ぶり。ギア効果をいかして弾道を操作できる

月刊ゴルフダイジェスト2020年6月号より

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