メジャーチャンプ渋野日向子を育てた青木翔に“コーチング”のこだわりを語ってもらう本連載。ゴルフだけでなく、仕事や育児に頑張っている人に読んでもらいたい。今週の通勤GDは「笑顔のレシピVol.14」。

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

【青木翔】
あおきしょう。1983年3月28日生まれ、福岡県出身。大学を卒業後、プロを目指すも27歳のときに指導者の道を志す。2012年に自身のアカデミー「ASGA」を設立。渋野日向子をはじめ、数々のツアープロや全国トップレベルのアマチュアゴルファーの育成に努めている

前回のお話

どのように目標を
設定するかが大事

今回は目標設定の話をしたいと思います。

上達や成長をするうえで、目標は欠かせないもの。でも実は、「目標の中身」よりも、「どのように設定をするか」が重要。目標設定の方法は2パターンあり、1つは大きなゴールを明確に掲げる「デッカイ夢型」。

もう1つが、足元にあるできることを着実に積み重ねる「先知らん、目の前一生懸命型」です(僕が
勝手に命名しました!)。ちなみにしぶこは前者で、僕は後者です。

前者はゴールが明確なので、最終的な夢を達成するために今、必要なことを目標として設定をすればOK。一般的な目標設定といえば、こちらを思い浮かべる人が多いでしょう。

でも、「絶対にかなえたい夢」なんてみんなが持てるわけではない。むしろそんな強固な意志を持つ人は稀です。だからそれがない人は、まず自分が一生懸命になれることを挙げてみましょう。

画像: 目標は大きく!

目標は大きく!

ポイントは「大きな目標のために今できること」ではなく、「とりあえず今、一生懸命になれる」ということ。無理に目標を設定して挫折するより、一生懸命取り組めることのほうが確実に成長につながります。

ちなみに僕の今年の目標は「賞金女王を育てる」こと。がんばります!

TEXT/SHOTANOW 

PHOTO/ARAKISHIN

週刊GDより

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