【ベルビュー長尾ゴルフ倶楽部】プレーに関したモノ・コト以外は徹底スリム化。街カフェを意識したクラブハウス

2018-06-06

山田太郎 @ ゴルフへ行こうWEB

静岡県御殿場市のベルビュー長尾ゴルフ倶楽部（18Ｈ）。スループレーの導入やドレスコードの撤廃など、2年前に運営方針を大転換。それに合わせて、クラブハウスも「コンパクト＆バリアフリー」をテーマにリニューアルした。

ハウス内の全機能を1階に集約。要所の古材がカジュアルさを演出

「ライフスタイルが多様化していますし、周辺には数多くの観光施設が点在します。こうした環境を考慮して、プレーに特化した運営に転換するとともに、『ゴルフとショッピング』『ゴルフと温泉』など、〝ゴルフ+1〟を提案しています」（支配人・赤松陽一氏）

「クラブハウスは、プレーに関係したモノ・コト以外は徹底的にスリム化しました。お客様はもちろん、従業員にとっても、いたってシンプルな動線です」

従来、フロントやレストラン、事務室などは2階にあったが、リニューアルを機に全機能を1階に集約。マスター室側の出入口から伸びる一本の動線上でチェックインや着替え、休憩をとることができる。他方、フロントと事務室をマスター室に一体化させたことで、チェックインやスタート状況の確認が迅速に行えるようになった。

「スループレーの導入に伴い、レストランはカフェスタイルとし、隣接するグループの御殿場ゴルフ倶楽部からおにぎりやカレーパンなどの軽食をデリバリーしています」

館内は、フロントのカウンターに古材を用いるなど、木材をふんだんに取入れ、まさに今どきのカフェのよう。フロントと事務所を間仕切る扉も、左右に扉のような縁取りをデザインすることで本来の扉を溶け込ませてスッキリとさせている。

「どこにあっても『お洒落！』と思っていただける空間を目指しました」と赤松支配人。掲示板に古材を使用したり、案内サインは壁に直接ピクトグラムを描くなど、細部にまで雰囲気づくりにこだわっている。