【夏ゴルフ】最強の熱中症対策は、標高1000m超「天空のコース」に行くことです

有名避暑地の標高は? 軽井沢900ｍ、箱根仙石原640ｍ、那須高原300～1000ｍ

日本有数の避暑地の標高を比べてみましょう。長野新幹線開通でグッと身近になった「軽井沢」は駅周辺で940ｍ。安部首相の夏休みでお馴染みの「鳴沢エリア」は900～1000ｍ。箱根外輪山に囲まれた関東の奥座敷「仙石原」で640ｍ。那須高原は東北道、那須ICが357ｍ、那須御用邸が700ｍとなっています。

ちょっと距離は離れますが、「清里、蓼科エリア」は標高が1200ｍ。ここまで足を伸ばせば「快適℃」もアップします。

ゴルフ場でいえば標高1300ｍ超の「天空のゴルフ場」は長野県勢が上位を独占!　日本一標高の高いゴルフ場は長野県の菅平グリーンの1650mになります。100ｍ標高が上がると気温は0.6℃下がる計算になるので、東京が35℃の猛暑日でも菅平グリーンは約10℃涼しい25℃でプレーできることになります。

【標高の高いゴルフ場ランキング】

菅平グリーンゴルフ（長野県）／1650ｍ

八ヶ岳カントリークラブ（長野県）／1500ｍ

清里アーリーバードゴルフクラブ（長野県）／1400ｍ

フォレストカントリークラブ三井の森（長野県）／1400ｍ

上田菅平グランヴィリオゴルフ倶楽部／1400ｍ

シャトレーゼカントリークラブ野辺山／1385ｍ

鈴蘭高原カントリークラブ（岐阜県）／1300～1400ｍ

小海リエックスカントリークラブ（長野県）／1300ｍ

富士見高原ゴルフコース（長野県）／1300ｍ

クルマなら富士、新富士ICから30分の「朝霧高原」。電車なら軽井沢駅から40～50分の「北軽井沢」

標高100ｍ上がると気温は0.6℃下がる。この計算でいけば東京が35℃の猛暑のときでも30℃以下でプレーできるのは標高1000ｍ超のゴルフ場になります。

「那須高原」を見ると、このエリアのフラッグシップ、ホーライカントリー倶楽部、西那須野カントリー倶楽部は320～380ｍと那須にしては意外と低く、那須御用邸に隣接する那須国際カントリークラブは700ｍ。当エリア最高地に位置する那須ゴルフ倶楽部は約870ｍと1000ｍにわずかに届きません。

「河口湖鳴沢エリア」は900～1000ｍ。このエリア最高地は富士レイクサイドカントリー倶楽部となり、富士箱根伊豆国立公園に位置する避暑地としては箱根よりも標高は高くなります。河口湖から鳴沢を抜け、旧上九一色村の先にあるのが朝霧高原。このエリアは東名、新東名の富士IC、新富士ICから30分の知る人ぞ知る穴場スポット。朝霧ジャンボリーゴルフクラブ、朝霧カントリークラブ、富士クラシックの３つのコースはいずれもレベルが高く、「プラス1時間」かける価値があります。

「軽井沢」は駅前に晴山ゴルフ場があり、その先には東西南北108ホールを有する軽井沢72ゴルフがあります。標高は軽井沢駅とほぼ同じレベルになるので940ｍ前後、ほんの僅か1000ｍにわずかに届きませんが、注目は「北軽井沢エリア」です。

北軽井沢嬬恋ゴルフコース、太平洋クラブ軽井沢リゾート、軽井沢高原ゴルフクラブ、プレジデントカントリー倶楽部軽井沢はいずれも1100～1200ｍの天空のゴルフコース。北軽井沢へは上信越自動車道／碓氷軽井沢ICから30～40キロ、軽井沢駅から30キロ、40分（このエリアのゴルフ場はクラブバスがあるので「新幹線＆クラブバス」が便利です）。

妙高高原エリアは700ｍ、御殿場の先の須走エリア（富士高原ゴルフコース、篭坂ゴルフクラブ）で850ｍ、箱根仙石原（仙石ゴルフコース、大箱根カントリークラブ、箱根カントリー倶楽部、箱根湖畔ゴルフコース）は700ｍで、高地ではありますが1000ｍには届きません。

今回は主に関東圏の標高の高いゴルフ場を紹介しましたが、その中でも「清里、蓼科」は1200～1300ｍ級の高地エリアです。清里アーリーバードゴルフクラブで中央高速、八王子ICから130キロ超と走りでのある距離なので、ここまで足を伸ばしたら「日帰り」ではもったいない。泊まって２ラウンドはしたいものですね。

ちなみに「高所はボールが飛ぶ」とよく聞きますが、仙石ゴルフコース（標高720ｍ）のベテランキャディさんに聞いたところ、ボールの飛びに影響するのは標高800ｍ以上で720ｍの仙石ゴルフコースは「平地と変わりませんよ」と言っていたので、ご参考までに……。