季美の森ゴルフ倶楽部のクラブハウスは
ゆったり寛げる空間が最優先
1993年の開場時、ゴルフ場に隣接する住宅とともに会員権の販売をして、話題となったコースです。現在も隣接住宅地からの来場が5%程度あると言います。
近隣からの来場というと、機能性・利便性重視と考えがちですが、むしろ、ゴルフ場というエリアの中でゆったりと寛げる空間を最優先したハウス。
レストランと池が同レベル、その一体感が開放感を演出
「構造的には2階建てで、男女ロッカーや浴室が2階にあり、フロント・ロビーや事務所は中2階、その下に1階としてレストランやコンペルーム、厨房などがある設計になっています。1階はコースと同じレベルで、レストランとコースの間に池を配して、レストランの床面と池が視覚的に一体化する造りです。その先にコースが広がるというデザインが大きな特徴です」(副支配人・冨田浩司氏)
表玄関から入ると、フロント前のロビーには大きな飾りはなく、そのまま進んで階段を少し下がると池と同レベルの通路になります。
天井が高いわけではありませんが、前面に遮るものがなく、池が続くので開放感があり、実際よりも広がりを感じさせます。
ゆったりした空間が女性ゴルファーに評判
来場者の25%が女性
当初あった電話ボックスエリアを潰してショップスペースを倍以上に拡げるなどの改修をしているとのことですが、ゆったりとした感覚はそのまま。
このゆったり感は女性ウケもよいのか、25%の来場比率を誇っています。
厨房を中心にレストランとコンペルームが配置されて、使い勝手がよく、さらにVIPのために特別室を2階に配しているのも特徴的です。
ベント1グリーンのコース
キャディとセルフが選べるスタイル
ゴルフダイジェストゴルフ場セミナー誌より
季美の森ゴルフ倶楽部
所在地:千葉県大網白里市
開場:平成5年11月
ハウス設計者:㈱東急設計コンサルタント
ハウス施工:東急・清水建設共同企業体
構造:鉄骨造
コース設計:宮沢長平
公式ホームページ
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