旧ハウスの動線を考慮して
使い勝手がいいように
下関という土地柄から船をイメージさせた旧ハウスと見比べると、外観も内部もまったく刷新しているように思える。しかし、歴史ある倶楽部として、メンバーへの配慮をしていると言います。
「1階中央にロッカーを配置し、建物全体が正方形のようになっています。これは旧ハウスの動線を考慮したもので、形状的にもスペースを有効活用できるデザインです。また、1番・10番のスタートホールとの繋がりについても、以前と同様に考慮しました」(支配人・前田昌宏氏)
確かに、ゴルフ場のクラブハウスは建物の左右にロッカーとレストランを配した、横長の形状が多い。しかし、正方形の動線に慣れ親しんできた下関のゴルファーにとっては、この構造の方が優しいと言えるわけです。
ブラウンを基調とした
レストランとラウンジ
2階は、通路からレストランに進むと、ブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気となります。そして、その一角にあるメンバーズラウンジは、全体の雰囲気を司る大きなファクターになっています。
天井を木製とし温もり感を出して、さらに厨房など工法を工夫して天井までの空間を設けることで、実際の面積以上の広さを感じさせています。
「今回のクラブハウス建設に当たり、地盤を70㌢上げてコースとの一体感が出るよう配慮しました。同時に、芝地をハウス直前まで広げて、コースの中にハウスがあるイメージが持てるようにしています」(前田支配人)
たとえば、18番のグリーン奥の芝地をハウス直前まで延ばしたり、景観を考えて、コースの特長でもあるマツの間引きもしたという。新ハウスはシンプルでスマートな外観ながら、歴史ある林間コースの中に馴染んでいます。
海沿い地形を活かしたリンクス
下関ゴルフ倶楽部
下関ゴルフ倶楽部
山口県下関市豊浦町
開場:昭和31年7月
ハウス設計者:清水建設㈱
ハウス施工:清水建設㈱
構造:鉄筋コンクリート、屋根部分木造(一部鉄骨造)
公式ホームページ
ゴルフダイジェストゴルフ場セミナー誌より
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