今回、調査隊が訪れたのは「ワイルドダックカントリークラブ(茨城県)」。潮来ICから20キロほどの場所にあるが、プレーしやすく雰囲気がいいと人気。果たしてどんなコースだった?
18ホール中15ホールが池絡み
東関東自動車道の東の終着インターの潮来ICから20キロほどの場所にあるのが、今回調査隊が訪れたワイルドダックCCだ。2008年からアコーディア・ゴルフが運営を行っており、全体的にフラットなアメリカンコースで、プレーしやすく雰囲気がいいと人気だ。ただ、この日の調査隊の面々も苦しめられたように、池の多さは厄介。それもそのはずで、ホール中ホールが池絡みで、ショット力が要求される。

気にし始めるといつも通りのショットができなくなる池の存在は、プレーヤーを苦しめる
また、コースは利根川と常陸利根川に挟まれた中州にあり、当然のごとく風の影響は強い。土壌的にも木が大きく育ちにくいようで開場が1991年と30年ほど経っているのに高い木はほとんどない。それだけに、風が強い日は、もろに影響を受けるため、池の脅威はさらに高まる。
距離はチャンピオンティーで7029ヤード、レギュラーティーで6014ヤードとレベリにヨッイェ異なる楽しみ方ができることに加えて、コースがフラットなだけに、数字以上に距離が長く感じる。それだけきっちり距離を出さなければ、スコアメイクは難しい。自身のレベルをジャッジするには最適なコースと言える。
ここにも注目!リバーサイドだけど川は見えない
コースは川に挟まれた中州に位置しているが、周囲は木で囲まれているため川を見ることはできない。その代わりと言ってはなんだが、コース内には池やクリークが点在している。ちょうど調査隊が訪れた時期は池に多くのカモがいてコース名を象徴するような光景が広がっていた。

バンカー含めグリーンも全体的にフラットなので、大ミスにはなりにくい
風に関して付け加えると、中州にあるため風の影響は強いわけだが、さらに東側にはすぐに太平洋が広がっていて、海風の影響も強い。このコースの攻略のポイントはとにかく風対策に尽きる。
ティーイングエリアからの景色が綺麗
とがし隊長 かなり久しぶりに来たけれど、やっぱり綺麗なコースだね。池が本当に大変だけど。
Tみな隊員 いつもよりボールがたくさんなくなりました(泣)。池のプレッシャーがほとんどのホールであるので、ショット力が試されますね。
I島隊員 コースは本当に綺麗!でも調子が悪い時には来たくないなぁ……。
とがし フェアウェイへの乗り入れがOKなのもいいね。かなり土壌の改善工事をされたみたいだから、乗り入れはその賜物なんだろうね。
Tみな フラットなコースをカートで走ってるだけでも気持ちよかったですね!
とがし 夕方とかは本当に綺麗だからね!
食事がセルフスタイルでなんだか楽しい
とがし アウトとインでかなり印象が変わるんだよね。
I島 インは右サイドが池が多いけど、アウトはスムーズに回れた感じがしますね。
とがし アコーディア・ゴルフになってからレストランが完全にセルフになったみたいだけれど、ビールも自分で注ぐスタイルだったり、なんだか面白いよね。

蕎麦も米も食べたい!けんちん蕎麦と牛とろろ飯(お食事付きプラス600円)
Tみな 女性が多い印象でしたが、コースがフラットで回りやすいからですかね?
とがし それはあるだろうね。カートは乗り入れできるけど、歩くのもそんなに大変じゃなさそうだしね。
T橋 ただデザイン優先でゴルファーの動線はあまりよくなかったな。練習場の鳥かごの3打席で小さかったし。
ワイルドダックカントリークラブ
〒314-0114
茨城県神栖市日川2519
☎0299-93-1111
18H・7029Y・PAR72
会場/1991年4月29日
設計/大林組・監修陳清波
車/東関東自動車道「潮来IC」より18キロ
ターフコンディション
グリーン/ペンクロス(3.6mm)
フェアウェイ/ティフトン(15mm)
ラフ/野芝(38mm)
バンカー/高萩産(粗目)
月刊ゴルフダイジェスト 2024年6月号より
