「一発でしとめる!」という名を持つ、叩ける軽量シャフトを開発したのは、自らクラブメーカー「グランディスタ」を手掛ける吉田一尊プロ。彼自身も使用し、実際に300㍎超えもできる軽量シャフトに仕上がったという。 その特徴とは…詳しく話を聞いた。
【吉田一尊プロ】高校卒業後アメリカにゴルフ留学、帰国後JGTOツアープレーヤーとなりチャレンジツアー参戦。2004年ドラコン日本選手権5位、2005年3位、2006年4位。グランディスタ主宰
長尺にも使える!
軽量で叩けるシャフト
「グランディスタ ロックユー」
軽いのに叩けるを実現したシャフト“ロックユー”。飛ばしたい人全員に使ってほしい
―― まず軽量シャフトを開発するに至った経緯をお聞かせください。
吉田 一言でいうと、軽いシャフトのほうが断然飛ぶからです。だけど、僕のようなハードヒッターが軽いシャフトを振ると、柔らかすぎたり、頼りなく感じるシャフトのほうが多かった。そこで、ある程度速度を上げて振っても、安定して振り切れるシャフトを作れば、レベルに関係ない飛せるシャフトが作れるのでは? と思ったのがキッカケです。また、僕は飛ばし屋としてこれまで仕事をしてきたこともあって、長尺にも対応した暴れないシャフトを作りたかったというのも理由の一つです。
―― 軽くて硬めの飛ぶシャフトができたということですね。
吉田 軽いというのはあっていますが、硬めというのはニュアンスが違って…通常、軽いシャフトというのはカーボンを薄くして作るのでふにゃふにゃになりがちです。これがいわゆる、柔らかくて暴れる原因。しかし、全体を硬くしてしまうと、、スウィング中力みやすくなりミスにつながります。ここをクリアするために、ロックユーは硬い部分と柔らかい部分を分けて設計したのです。
―― キックポイントを工夫されたんですね。
吉田 はい。具体的に言うと、手元と先端にキックポイント（柔らかくしなる）を設計し、中間部分を硬くしています。
中間部分は硬く、元調子・先調子で設計された、画期的な飛ばし専用シャフト
―― それにより軽量シャフトの弱点である、全体がしなることを防げた?
吉田 はい。これが本当にいいこと尽くしだったんです。手元が柔らかいと切り返しでしなるのでタメを作りやすく、タイミングを合わせやすいというメリットが。また、シャフトの中間から先までの硬さの違いから、当たる瞬間に硬い中間部分の反動を受けて、先端部分のしなり戻る力が加わり、ヘッドが走って球をつかまえる動きにもなります。
―― 飛ばしには欠かせない要素が盛りだくさんですね!
吉田 「タメを作れて+球がつかまり+シャフトが軽量だから早く振れる!」 まさに飛ばしの3要素をギュッと詰め込んだシャフトが完成しました。
知ってほしい①【長尺にも対応可能】
シャフトは暴れず方向性もバッチリ!
―― さらに長尺にしてもOKということでしたね。
吉田 デシャンボー選手や他のPGAのツアープロたちはなんなく長尺クラブを使いこなします。しかし、アマチュアの場合、ヘッドのバランスが出すぎてしまい、先端が重すぎて振りにくくなるため、うまく打てません。振ってもタイミングが合いずらく、ミスヒットして結局飛ばないなら、使う必要ありませんよね。
驚異の48インチ。それでもしっかり振り切れるのはロックユーだからこそ。
―― ロックユーはそうならない? ということですか。
吉田 長尺が上手く打てない主な原因は、先端が暴れてしまうことです。ですから、ロックユーは手元側にタングステンのシートを混ぜることで若干重さを出し、先端のバランスを出にくくし、長尺クラブ対応可能なシャフトにしました。
―― つまり、長尺にしても振り遅れないということですね。それは嬉しい。振りやすさという面ではいかがですか?
吉田 長尺でも軽いので、フィニッシュまでしっかり振り切ることができます。それにより、振り遅れるかも！のような心配もなくなります。通常のクラブと同じタイミングで振れるから、ミート率も上がり、飛距離を伸ばせます。
知ってほしい②【ヘッドとのマッチング】
シャフトの長さによってヘッドの重さを変える
―― ヘッドの重さはどうしたらいいのか、気になります。
吉田 そうですよね。長尺で重いヘッドを同じスピードで振れたら間違いなく飛びますが、そのためにはやはり筋力や力が必要です。大切なのは「シャフトが長くてもいつも通り振り切れること」。だから、長尺の場合は“軽いヘッド”を合わせてほしいです。
―― 参考までに、プロはどのような長尺スペックにされていますか。
吉田 今回撮影に使ったクラブは、50グラムのロックユーを48インチで使用し、ヘッドはキャロウェイエピックフラッシュのウェートを外し（軽くし）、バランスをD2、総重量は28グラムにしています。バランスは45インチのものと同じなので、軽いことと長いことに慣れさえすれば、48インチでもラウンドで十分使っていただけます。
―― なるほど。軽くてバランスも変わらないのなら、長尺でも振り切れますね! では、反対に短くする場合はヘッドの重さをどのようにしたらいいですか?
吉田 シャフトを短くして使用する場合は重めのヘッドをつけてもらいたいです。僕で言うなら、50グラムを44インチにして、ヘッド重量は210グラムの重めのヘッドをつけています。先端が重くても振り遅れることなくしっかり戻ってくるよう設計しておりますのでご安心ください。
50グラムのロックユーを48インチ、ヘッドはキャロウェイエピックフラッシュのウェートを外し（軽くし）、バランスはD2、総重量は286グラムを使用
―― ある意味、マルチなシャフトですね。
吉田 まさに! 長尺から短尺までマルチに使っていただけるシャフトになっています!
知ってほしい③【バランスはグリップで調節する】
グリップの重さが振りやすさを左右することも
―― ヘッドのお話を聞くと、グリップについても気になってきます。
吉田 そうですよね。グリップに関して言うと、好みもありますので一概には言えませんが、長くしたときはグリップを重くした方がヘッドのバランスが出にくくなるので振りやすくなります。また、短くした場合は、グリップが重いとヘッドが軽くなりすぎて引っかかるので、軽めを選ぶことをお勧めします。
―― なかなかグリップまで調整するとなると難しいですね。
吉田 長くした場合でも、短くした場合でも、自分がどういう球を打ちたいか、どういう球が出るかということを十分加味して…「打ってみたけどこのシャフトは合わない!」ではなく、グリップを調節すればよくなることも十分ありえます。そういった意味でも、グリップを調節機能として使っていただいて、いろいろと試してほしいと思います。
知ってほしい④【このシャフトなら誰もが飛ばし屋に】
スウィングテンポで選ぶからみんなに合う
―― どんな人に合うシャフトか教えてください。
吉田 僕は飛ばし屋でハードヒッターというイメージも強いと思います。だから、「ハードヒッター用でしょ?」と思われるかもしれませんが、飛ばし屋限定シャフトではございません!
―― 飛ばしたいと思った人には、誰にでも合うということですね。シャフトの種類は2種類と聞きましたが。
吉田 40㌘と50㌘のシャフトを、しなりが多い①とわりとしっかり目②の各2種類に分けました。できれば、ヘッドスピードが速いとか、力があるというよりは、スウィングテンポで選んでいただければと思います。スウィングテンポがゆっくりの人は①、スウィングテンポが速い人は②という具合です。
―― 40グラムのシャフトを切ると30グラム台になりますが、これなら女性で飛ばしたいという人にもぴったりですね。
吉田 そうなんです、ヘッドスピードが40m/s以下の人から、50m/s超えの人までお使いいただけるシャフトです。「すべての飛ばしたい人」用に開発させていただきました。是非、使ってみて飛びを体感してみてください!
飛ばしたい人なら誰にでも合う、お勧めのシャフトです
知ってほしい⑤【デザインもカッコいい!】
高級感あふれる上品なマットブラック
シャフトには「グランディスタ ロックユー」の文字がマットなグレーで描かれている
「グランディスタ ROCK YOU」のお求めは、
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長尺でも短尺でもマルチに使え、使う人を選ばない!
これまでにない新感覚シャフト「グランディスタ ROCK YOU」。
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ロックユーシャフトを使った
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軽量なのに叩ける！あなたを“飛ばし屋”にするシャフト「ROCK YOU」。飛びの秘密はどこに？
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