ヘッドスピード45m/s以上推奨。
叩きにいっても曲がらない
ハードヒッター専用ドライバー
豪快なドライバーショットを放つハードヒッターたち。彼らを悩ませるのが「叩くと曲がる」リスクです。
ボールが「曲がる」のは、ゴルファー共通の悩みですが、飛距離がでるだけに、ハードヒッターは曲がり幅も大きくなってしまいます。
ならば、その不安を解消してポテンシャルを最大限に発揮させようと生まれたのが、今回ご紹介する「SYB×LAゴルフ ドライバー」です。
「曲がり」を恐れず、自分のポテンシャルを最大限に発揮させてくれるドライバー。
実現したのは「シャフト」と「ヘッド」の組み合わせの妙にあります。
B・デシャンボーが共同開発
シャフトは「LA GOLF」の「TRONO 65 S」
シャフトは「LA GOLF」の「TRONO 65 S」。
「LA GOLF」といえば、今や世界屈指の飛ばし屋となったB・デシャンボーが使用していることでも有名です。
2021年のアーノルド・パーマー招待(ベイヒルC&L)の6番パー5で、池越えの1オンを狙い、370ヤードのドライバーショットを放ったのは記憶に新しいところです。
「TRONO」は、B・デシャンボーとLAゴルフが共同で開発した中・上級者向けシャフトとなります。
今回ご紹介する「TRONO 65S」のスペックは、
長さ:45.25インチ
重量:70グラム
振動数:275CPM
フレックスは「S」の表記ですが、試打したプロゴルファーが「X」は間違いないと口を揃える硬さ。
シャフトの先端を硬く、手元を少し軟らかくすることでスピン量を減らしつつ、高弾道のボールが打ち出せるよう設計されているのが特長です。
一般的なゴルファーにはハードすぎるスペックで、打ちこなすには45m/s以上のヘッドスピードを出す必要があります。
低重心・低スピン・高打ち出し
ヘッドは「SYB」の「EG-05」
ヘッドには「SYB」の「EG-05」をチョイス。
独自の設計コンセプトと技術力で先進的なヘッドを作り続けている「SYB」が、ゴルファーの最高出力を引き出すために開発したヘッドです。
オーソドックスなフォルムですが機能は充実。現在のドライバーのトレンドを押さえつつ洗練されています。ヘッドの質感も申し分ありません。
まず目につくのがソール形状。盛り上がったソールセンターの後方部分に約15gのウェイトを配置することで低重心化が図られており、これにより最適な打ち出し角とスピン量が得られます。
ソール前面には溝が設けられており、この溝がインパクト時に「たわむ」ことで、反発性能を向上。溝内の5本のリブはフェース下部のヒットにも強く、エネルギーロスを防ぐ効果があります。
「せっかくパワーがあるのに叩くと曲がってしまう人にはかなりおススメできます」(中村プロ)
ハードヒッターにとってシビアなロフト・ライ角・フェースアングルは、可変ホーゼルで8段階で調節可能です。(ロフトの調整幅は、9度~11.5度となります)
ヘッド「SYB EG-05」のスペックは
ロフト角:9度~11.5度
ライ角:59度
フェース角:0(スクエア)
ヘッド重量:197g(標準ネジ5g装着時)
ヘッド体積:460cc
素材:ボディ/811+SUSウェイト・フェース/DC611チタン
ヘッドとシャフト、グリップを合わせたクラブ重量は約315gです。バランスはD2.5となっています。
試打したプロたちを本気にさせた
ハードスペックドライバー
ハードヒッター専用ドライバー「SYB×LAゴルフ ドライバー」の実力はいかほどか。プロゴルファー2名が試打を行いました。
まずはみんなのゴルフダイジェスト・中村修プロ
ヘッドスピードは秒速に換算すると約46.2m/s。
キャリー268ヤードで総飛距離305ヤード。2231回転とスピン量が少なく、ランが出ています。
「構えたときの見え方がいいですね。フェースに絶壁感があり見るからにハードヒッター向けです。シャフトは硬いですが、振り遅れずに押し込んでいける感じがあります。スピンが少ないのも特徴ですね。打感がとてもいいです。」(中村プロ)
続いて鈴木豪プロが試打
ヘッドスピードは秒速換算で約48.5m/s。
キャリー280ヤードで総飛距離は317ヤード。2838回転のドローボールでランも出ています。
「少し強めにフックしましたが、タイミングが取りやすいですね。実は個人的にSYBのヘッドを持っているのですが打感が柔らかくてとても好きです。シャフトもパリッとした中にタイミングの取りやすさがありますね。いつもこれくらい飛ばしたいです」(鈴木プロ)
300ヤード先のフェアウェイへ。
曲げずに飛ばすための
ハードヒッター専用モデル「SYB×LAゴルフ ドライバー」
「トルクがあまりなくて、先端がしっかりしている低スピンタイプ。自分で振っていく、振れる人にはぴったりだと思います。球が吹き上がらず強い弾道で前に飛ばすことができます。ヘッドスピードが45m/s以上、50m/s近い方にとっては非常に安心感があって振っていけるシャフトと、スピン性能の低いヘッドの組み合わせ。カスタムしてもこの組み合わせの良さはなかなか出せないと思います」(中村プロ)