キーワードは「最高の打感。最高の打音。」
"ジャーマンステンレススチール"シリーズ第3弾
「グランディスタ レノン パター」
── 新しい「ジャーマンステンレススチール」製のパターを製作されたと聞きました。
吉田 はい。「ジャーマンステンレススチール」製パター第3弾となる「グランディスタ レノン」です。やはりこの素材にまさる打感はありません。最高の打感と打音を味わっていただくためのパターです。
── 改めて「ジャーマンステンレススチール」とはどんな金属なんでしょうか。多くの世界的なトッププロのパターが「ジャーマンステンレススチール」製だと言われます。
吉田 「ジャーマンステンレス」という通りドイツ製のステンレスなんですが、パターに使うと非常に打感がいいんです。ただなかなか手に入らず、値段もとても高価なので、ゴルフメーカーも市販品に使うことができず、一部のプロしか使えない素材だったんです。
手と耳で距離感を作れるのが、
トッププロに愛される理由
── やはり打感・打音は違いますか?
吉田 はい。この打感と音は本当に素晴らしいです。まず打感ですが、しっかりとした感触が手に残るのでタッチが合わせやすくなります。フェース面がやわらかいと衝撃が吸収される分、打感がぼやけますが、「グランディスタ レノン」は打感が手にしっかり伝わるので、ゆるまずしっかりヒットすることができます。また、音がいいんです。しっかり音がしてくれるので手と耳で距離感を作っていくことができます。
吉田 人は音で感触を判断すると言われますが、その点でもジャーマンステンレススチールはパターに最高の素材だと思います。多くの方が「振り幅」でパットの距離感を出していると思いますが、「このくらいの振り幅」と「このくらいの音」と感触と音を合わせたほうが、距離感はずっと出しやすくなりますよ。
完成された機能美+最高の打感
ブレードタイプのクラシカルなデザイン
── 「グランディスタ レノン」は、ブレードタイプのパターですね。
吉田 そうです。一般的にはヘッドの大きなマレット型のほうがやさしいと言われますが、距離感を合わせるということに関しては、僕はブレードタイプのパターがほうがいいと思います。大型マレットはまっすぐストロークしやすい分、大きな慣性が働くので思った以上にヘッドが動いてしまうことがありますから。ブレードタイプのほうが、狙ったタッチで打ちやすいという点では「やさしい」と言えるかもしれません。
── 自分のイメージ通りに振りやすいということですね。ヘッドの特長はありますか?
吉田 ヘッド形状は王道のブレードタイプです。完成された名器中の名器をベースにしています。直線的なフェース面に対して、後方に少し丸みがあることで、ターゲットに真っすぐ合わせやすく、自然なイン・トウ・イン軌道でスウィングしやすいのが特長ですね。
── ドットもラインもありませんね。
吉田 はい、なしです。そのほうがカッコいいですから(笑)。もちろん、カッコよさだけではなく、ゴルファーが自分の感性を生かすために作ったパターなので、ドットやラインなど、何かに合わせるというより、構えたときのイメージを優先したいと思いました。
── 完成されたデザインを、最高の素材でカタチにしたわけですね。
吉田 ジャーマンステンレススチールを削り出しただけで、余計な機能は何も追加していません。最高の打感と音を楽しんでもらえれば。
すべては、
「最高の打感。最高の打音。」のために
── グリップは細目のピストルグリップですね。
吉田 やはり細目のグリップのほうが速く振りやすいですから。太いグリップはゆっくりまっすぐ引きやすいですが、小さなストロークでしっかり打っていくには、細いほうがいいなと。気持ちよく「コン!コン!」と打ってもらえれば、いい感触、いい音がするので、ショートパットのゆるみもなくなり、どんどんタッチが合っていきますよ。
グランディスタ レノン パター
素材:German stainless steel
製法:CNCミーリング
ロフト:3度
ライ角:70度
ヘッド重量:360g
グリップ:PING ピストル ブラックアウト
シャフト:K'sシャフト
長さ:33インチ
総重量:520g前後お求めは、ゴルフダイジェストの公式通販サイト「Gポケット」で
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