美しい弾道を予感させる、
端正なマッスルバック
「ゴールデン・レィシォ」は「黄金比」という意味で、ゴルファーひとりひとりが自分に合った最適な1本を手にできるようにと生まれた日本のブランド。
今回ご紹介する「ゴールデン・レィシォ MB1」は、見るからに抜けが良さそうな小ぶりなヘッド、狭いソール幅に、やさしさをプラスした現代のマッスルバックアイアンです。
兵庫県、姫路の近くに位置し、日本のアイアン発祥の地として名高い市川町で造られたメイド・イン・ジャパンのクラブは、どこから見ても本当に美しいです。
5番・6番は、ボールが上がりやすいより低重心の設計。
マッスルバックといえば、打感のよさが特長のひとつですが「ゴールデン・レィシォ MB1」でも、やわらかく吸い付くようなマッスルバックならではの打感が味わえます。
難しいと言われることが多いマッスルバックですが、5番・6番アイアンは、バックフェースの上部に凹みをつけることで低重心化。ボールが上がりやすく、グリーンで止められるクラブに仕上げられています。
7番~PWは、シンプルなマッスルバック形状
7番・8番・9番・PWは、直線を基調としたシンプルなデザイン。5番・6番アイアンと異なり、短い番手になるほどバックフェース上部が厚くなり重心位置が少しずつ高くなっています。
これにより番手が短くなるにしたがいダウンブローの度合いが強くなっても、ボールを芯でとらえることができます。
「ゴールデン・レィシォ MB1」のロフトは、
5番アイアン:26度
6番アイアン:30度
7番アイアン:34度
8番アイアン:38度
9番アイアン:42度
ピッチングウェッジ:46度
7番アイアンのロフトが34度と、往年の名器を彷彿とさせるクラシカルなロフト設定。
昨今の飛び系アイアンのように飛距離に特化したモデルの対極にある、スピンでボールを上げて、狙った所に止めるために生まれたアイアンです。
小ぶりで操作性のよいヘッドは、ドローやフェード、ボールの高低を打ち分けたいゴルファーにとっては確かな武器になってくれるはずです。
みんなのゴルフダイジェスト・中村修プロの試打結果
「ゴールデン・レィシォ MB1」をドライバーのヘッドスピード44~45m/sを意識して試打してもらった結果がこちら。
ピッチングウェッジ
ヘッドスピード:34.9m/s
キャリー:117.6ヤード
総飛距離:120.4ヤード
スピン量:8129rpm
7番アイアン
ヘッドスピード:36.7m/s
キャリー:149.4ヤード
総飛距離:155.8ヤード
スピン量:6293rpm
5番アイアン
ヘッドスピード:38.0m/s
キャリー:173.4ヤード
総飛距離:184.5ヤード
スピン量:5019rpm
中村修プロのインプレッション
ネックがストレートで構えやすいですね。スコアラインが長く見えるのでヘッドが小ぶりでも安心感があります。和顔の良さと、海外メーカーの伝統的なマッスルバック形状を合わせたようなヘッド形状です。
そしてとにかく打感がいい。7番アイアンのロフトが34度と今では寝ているほうですが、マッスルバックらしいスピン量でロフトなりにボールが上がってくれます。
5番アイアンでもスピン量は5000回転を超え、これならグリーンでも止まってくれそうです。
5番~PWまで6本セット
現代的なやさしさを秘めつつも、見た目は端正なマッスルバック。ゴルフボールを打つ心地よさや、球筋を操る楽しさを存分に感じてみてはいかがでしょう。バッグに入れているだけで、ゴルフ仲間から一目置かれること間違いなし。おすすめの一品です。
ゴールデン・レィシォ MB1 スペック
ヘッド:軟鉄鍛造(S15C)
仕上げ:ニッケルクロムサテンメッキ
ロフト:5番(26度)・6番(30度)・7番(34度)・8番(38度)・9番(42度)・PW(46度)
ライ角:5番(60.5度)・6番(61度)・7番(61.5度)・8番(62度)・9番(62.5度)・PW(63度)
生産国:日本
シャフト:MODUS TOUR 120(S)/MODUS TOUR 105(S)
グリップ:イオミック メビウスブラック