10000回転越えを連発。
スピン性能の最高峰「リグロ フォージド ウェッジ」
今回ご紹介するのは、スピン性能にとことんこだわった「RIGRO フォージド ウェッジ」です。
新作ドライバーが飛距離を謳うように、ウェッジはスピン量をウリにするものですが、「RIGROフォージドウェッジ」の激スピン性能はひと味もふた味も違います。
その理由が、0.001ミリの精度で溝規制ルールの適合ギリギリまで攻めきったフェース面の溝とミーリング。
試打したプロゴルファーが驚くほどの激スピン性能をそなえた軟鉄鍛造ウェッジです。
ルール適合ながらボールが削れるほどの食いつき。
加工精度0.001ミリのルール極限スコアライン
2010年に施行された「新溝ルール」によって姿を消した「角溝(Uグルーブ)ウェッジ」。
以来、メーカー各社は、溝の形状をルール適合の範囲内でUグルーブに近づけるなどしつつ、スピン量を減らさないための工夫としてフェース面に機械加工で凹凸をつけるようになりました。
今では多くのウェッジのフェース面に細かな模様が彫り込まれていますが、この細くて浅い溝(ミーリング)が、ボールとの摩擦を増やし、スピン性能をアップさせているのです。
その「溝」と「ミーリング」を、0.001ミリの精度でルールの限界ギリギリまで寄せたのが「リグロ フォージド ウェッジ」。
「溝」も「ミーリング」も限りなく限界値に近い仕上がりですが、フェース面にはメッキの剥離防止のためにIP加工が施されているので、スピン性能を長く維持してくれるのもポイントです。
みんなのゴルフダイジェスト
中村修プロの試打インプレッション
手にすると、まずフェース面の目が行きます。爪が砥げそうな仕上がりですが、これでもルール適合なんですね。かなり攻めた溝とミーリングです。打つ前からスピンが入りそうなことが分かります。
計測器(GCクワッド)で計測しながら52度・56度を打ってみましたが、とにかくフェースに乗る感覚、食いつく感覚がすごいです。
スリークオーターからフルショットくらいで打つと、スピン量は52度で8000回転超え、56度では1万回転超えで安定。
キャリーと総飛距離が同じという、ランゼロの「ドンピタ」連発でした。
これなら速いグリーンでもピタリと止められますし、やわらかいグリーンなら簡単にスピンで戻せそうです。
50ヤードほどのアプローチショットでも6500回転ほどをマーク(56度)。スピン量が多すぎてボールがいつもより低く飛びます。このスピン性能は本当にすごいです。
ソール形状を見てみると、ソール幅は広すぎず狭すぎずの、フラットな設計です。
バウンスも後ろが一番高くなる、極めてクラシカルな形状で、開いても閉じても使える、技を駆使するのに適したバウンス角9度(56度・58度)。
構えるとリーディングウェッジが浮かずに、ピタッと接地してくれますが、リーディングエッヂ側のソールをわずかに削ることで芝に刺さらずスムーズにバウンスへと滑らせてくれます。
フォルムは丸みをおびていますが、ティアドロップすぎず、ターゲットに合わせやすいのも好印象ですね。
打感もとてもいいのですが、これはフェースの上部がやや厚目に設計されていることも理由だと思われます。(中村修プロ)
プレースタイルや
クラブセッティングに合わせて選べる
50~60度の5本をラインアップ
飛び系のボールでも激スピン
「リグロ フォージド ウェッジ」
最後にどんなゴルファーにおすすめかを、みんなのゴルフダイジェスト・中村修プロに聞いてみると、
「スピンをかけてボールをギュギュッと止めたい方はもちろんですが、普段、飛距離性能の高い飛び系のボールを使っている方にもかなりおすすめです。
ディスタンス系のボールはスピン性能を適度に落として飛距離を稼ぎますが、「リグロ フォージド ウェッジ」ならしっかりスピン量を確保してくれるのでグリーン周りからも安心して攻められます。
ドライバーやアイアンでは飛距離を出して、ウェッジでピタリと止める。理想のゴルフが実現できるかもしれませんよ」(中村修プロ)
RIGROフォージドウェッジ
素材・製法/軟鉄鍛造
仕上げ/クロムメッキ
フェース/超精密ミーリング加工
ロフト(バウンス角)/50度(7度)・52度(7度)・56度(9度)・58度(9度)・60度(12度)
シャフト/MODUS WEDGE SHAFT(105)
グリップ/イオミック Sticky 2.3 STD BL無(ネイビー)