ゴルフ会員権に興味をもったらコレ、ゴルフダイジェスト会員権サービス部の「はじめてのホームコース」シリーズ。第4話は「会員権購入にはこれだけ費用がかかる」です。
相場表には年会費と手数料は載っていない
会員権を購入する際には、①会員権代金のほかに、②名義書換料(名変料)、③取引手数料、④年会費を支払います。
④年会費は、入会月で月割精算されるところが一般的です。ゴルフクラブによっては、⑤追加預託金(人会預託金)が必要なコースもあります。⑤預託金は、原則としてクラブを退会する時に返還されます。
また、ゴルフ会員権の相場表には、会員権価格「相場」が表記されていますが、この価格は需要と供給のバランスによって決まるので、確定ではなくあくまでも目安となります。したがって、実際に売買が成立する金額とは異なる場合があるのです。
この相場と並んで、相場表に記されているのが②名変料と、必要な場合は⑤追加預託金です。相場表には、③取引手数料と④年会費は記載されていないので、それを頭に入れておきましょう。
近年は、高齢化などで会員数が減少して、新たに「会員募集」を行っているコースが増えています。募集の場合には、募集金額と年会費の合計が総額です、名変料や入会時の年会費はかかりません。
相場表の見方
中心相場
会員権の相場は需要と供給のバランスで決まるため、売り手と買い手が拮抗していれば中心相場で取引されることが多いが売り手が多く買い手が少ない場合などは、中心相場より安くなることも。もちろんその逆もある
名変料
新しい利用者に会員権の名義を変更するために支払うゴルフ場規定の名義書換料。入会時に一度のみ支払う手数料のようなもので退会時には戻らない
追加預託金
「追加預託金」(入会預託金)とは、入会者がゴルフ場に名変料のほかに、入会預託金として追加預託するもの。無利子で退会後に返還される(東京、神奈川、埼玉のゴルフ場に多く存在する制度)
相場表に書かれていない費用
年会費
入会時に支払う年会費は入会月を基準とした月割清算が一般的。2年目からは、年に一度一括で払うのが通例。年3万円程度から10万円以上するゴルフ場もある
取引手数料
会員権価格が250万円未満の場合は、一律5万円(税別)、250万円以上の場合は、会員権価格2%(税別)を会員権仲介業者に手数料として支払うのが一般的
知っ得・会員権「地元会員」とはどんなもの?
地方のゴルフ場にみられる制度。定められた地元区域や県内など特定ェリアに居住する「地元会員」と、県外などゴルフ場から遠距離に居住する「遠隔地会員」の会員権を分けているコースがあります。
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