古き良き時代を残す、アットホームな優良ゴルフ場
GMG八王子ゴルフ場は、埼玉県の鴻巣カントリークラブや長瀞カントリークラブを運営する関文(かんぶん)グループのゴルフ場です。
昭和42年開場と歴史があり、現在のメンバー数は正会員が3300名、平日会員(土曜可)が140名。数字を見るとメンバー数が多いように感じますが、メンバーの高齢化などにより、年に1度以上ラウンドする会員が1000名ほどと、予約の取りにくさはありません。
会員の居住エリアは地元八王子近郊が多いそうですが、圏央道の開通により埼玉や神奈川からのアクセスもとても良くなりました。
現在予約は、電話のみとなっており、ネット予約をは行っていません。それも、昔ながらの雰囲気や風情が残っている理由だと思われます。
インターチェンジからのアクセス良好
クラブバスも充実
車でのアクセスは、圏央道・八王子西インターから約10分。あきる野インター第2出口から約12分。中央道・八王子インター第2出口から約25分。
インターを降りてからの道のりにも渋滞ポイントはなく、ストレスはありません。
また、平日、土日祝ともに、最寄りの八王子駅(JR・京王線)間のクラブバスが充実(朝2便・夕3便)しているのもポイント。普段は車だけどコンペのときはクラブバスで、というメンバーも多いそうです。
クラブバスは大型と中型、2種類ありますが、当日の予約名簿を見て、バスを利用するメンバーの数を把握し、どちらを使うか決めているそう。このあたりはメンバー重視のGMG八王子ゴルフ場ならではの良さですね。
また、通常クラブバスは朝2便となっていますが、その前にキャディやスタッフを乗せる便があり、スタート時間が早いときは、事前にコースへ確認すれば時刻表にないスタッフ便に乗ることも可能だそうです。
GMGは「Group Member's Golf 」の頭文字
プレーは全組キャディ付きが基本(月曜日のみセルフデー)。セルフプレーの広まってきた現在では、GMG八王子ゴルフ場の特徴のひとつとなっています。
正キャディ50名、準キャディ22名と十分な人数がいるので、遅い時間のスタートでもセルフになることはないのだそう。
若いキャディが多く見られますが、キャディは10人ずつ5班に分けられ、定期的に研修を実施。
会社の歴史や経営コンセプトの徹底が図られているので、コースやグリーンの攻略法はもちろん、それぞれのホールにつけられたニックネームの由来など、コースの歴史を聞きながら楽しくラウンドすることができます。
キャディの質の高さは、さすが関文グループといったところです。
メンバー重視の姿勢が特徴的なゴルフ場ですが、それもそのはず、GMG八王子ゴルフ場の「GMG」とは、「Group Member's Golf」の頭文字で、開場当初のモットーに由来します。
開場当時、ゴルフ会員権はとても高価なものでしたが、GMG八王子ゴルフ場ではメンバーシップのゴルフを、企業の重役クラスだけでなく、一般的なビジネスマンにも広げたいという思いから、4人1組の会員権を販売していたそう。
4人のうち3人が集まれば、残りのひとりはメンバーでなくてもメンバーフィで回ることができた。
現在では4人1組の販売はなくなりましたが、年会費を35年間、3万円に据え置きつづけているなど、クラブ経営の隅々に開業当時のモットーが脈々と受け継がれています。
名変料は50万円。ゴルフ
会員権相場もお手頃
会員権相場を見てみると、2020年2月現在、売り相場は18万円、買い相場は5万ほど(名変料は50万円)。27ホールあること、コースのコンディションや東京都内という立地を考えれば、非常に値ごろ感があるといえます。
クラブ競技もとても盛んで、地元のメンバーが多いことから、クラブの雰囲気はとてもアットホーム。はじめてのホームコースにもおすすめです。
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グリーンは第三世代ベント「962」
1グリーン化も進行中
もとは2グリーンのゴルフ場でしたが、現在は1グリーン化にむけて順次改修が進めらています。
現在も2グリーンのホールが残っていますが、従来のグリーンは砲台が多く、面積も小さいので、攻略には高くて止まる球が必要でした。
1グリーン化により、より幅広いレベルのゴルファーがスコアメイクを楽しめるようになりつつあります。
もちろん、やさしくなっているとはいえ、グリーン手前には、グリーンの3分の1をカバーするバンカーが待ち構えるなど、ピンの位置によって難易度を大きく変えられる設計となっています。
グリーンの芝種には、山の気候に合っているという理由で第3世代ベント「962」を採用。
グリーンのメンテナンスにアメリカ製の最新機械を導入したことで、夏場でも芝を傷めずに締まったグリーンに仕上げることが可能になったそう。
グリーンには微妙なアンジュレーションが多く、それほど速くない日でも油断はできません。
1グリーン化だけでなく、フェアウェイサイドののり面をなだらかにするなど、多くの改修が勧められており、生まれ変わったホールへのメンバーの評価も上々とのことです。
個性的なホールがつづく
東西南の計27ホール
コースは、武蔵野の豊かな自然に抱かれた27ホール(東9ホール、西9ホール、南9ホール)。
この地域のゴルフ場らしく、打ち下ろし、打ち上げなど、ホールごとに適度なアップダウンがあり、
ドッグレッグのホールも多いので同じようなホールが続きません。
かつては「南→東」が人気だったそうですが、コースを広く改修したことで「西コース」の人気も上昇。現在はほぼ均等に予約が入っているそうです。
ホール数が多いゴルフ場では、特定のコースに人気が集中しがちなので、これも飽きずに回れるポイントのひとつです。
ちなみに、40~50代のゴルファーには距離のある南→東コースが。50~60代にはスコアの出やすい東→西が人気だそう。
それではコースを見ていきましょう。写真はすべて2020年2月に撮影。ヤーデージはレギュラーティからのものです。
【南コース1番ホール】
気持ちよく打てる右ドッグレッグ
ニックネームは「急がば回れ」
【南コース6番ホール】
ティショットは中央の木狙い
「精神峠」
【南コース7番ホール】
ショートアイアンのひっかけは厳禁
「ひょうたん池」
【南コース8番ホール】
ティショットは左斜面ぎりぎり狙い
「山の神」
【東コース4番ホール】
フェアウェイの木を狙って
気持ちよく振ろう
【東コース5番ホール】
タフな打ち上げパー5
「コロコロ茶屋」
【東コース6番ホール】
200㍎先から急激打ち下ろし
「印刷通り」
【東コース9番ホール】
打ち上げ、ブラインド、砲台…
魔女の棲む難関ホール
180㍎のドライビングレンジ
パター練習場は4面
手堅い定番メニューに
季節メニューも充実
ロッカーは全部で700本。そのうち120本は幅広のキャディバッグがしまえるメンバーロッカー(年額1万8000円)。現時点ではまだ空き有とのこと。
女性メンバー用のロッカーは40本用意されているが、現在はすべて契約中だそうです。
華美なところのない質実剛健なクラブハウス。築浅ではありませんが、丁寧に使い込まれた印象。お土産物コーナーも充実しています。
クラブハウス内には、クラブのメンテナンスや本格的なクラブ調整を行ってもらえるゴルフ工房が併設。グリップ交換が一番多いそうですが、取材日にはアイアンセットのシャフト交換を行っていました。
GMG八王子ゴルフ場 入会情報
会員権(正会員・相場)12万円前後
名変料 50万円
年会費 3万円
※2020年2月末時点
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【GMG八王子ゴルフ場 概要】
開場/1967年8月16日
コース設計者/小松原 三夫、川波義太郎
ホール数/27
コースタイプ/丘陵
全長/9833ヤード
パー/108
ドライビングレンジ/180ヤード・9打席
アプローチ練習場/無
バンカー練習場/有(4面)
プレースタイル/キャディ付
プレースタイル/カート
カートにゴルフナビ搭載/無
2サムプレー/不可
スループレー/不可
FWにカート乗り入れ/不可
ドレスコード/有
利用道路/圏央道
最寄IC/八王子西IC
最寄ICからの距離/12km
利用路線/JR・京王線
最寄駅/八王子駅
クラブバス(平日)/有
クラブバス(土日祝)/有
グリーン数/2(1グリーン化進行中)
グリーン芝種/ベント
フェアウェイ芝種/コーライ
ラフ芝種/野芝
宿泊施設/無
【メンバーライフ】
会員制の形態/預託金制
会員種別/正会員、平日(月~土)
会員数(正会員)/3300名
会員数(平日)/140名
会員権譲渡/可
年会費/3万円
名義書換料/50万円
入会預託金/0
入会条件(外国籍)/不可
入会条件(女性)/可
入会条件(法人)/可
他クラブ在籍/不要
ハンディキャップ有無/不要
入会時の面接/有
メンバーフィ1R概算(キャディ付)/1万0010円
メンバーロッカー/有
年間競技数/50以上
平日競技/有
研修会/有
予約の取りやすさ(平日)/取りやすい
予約の取りやすさ(土曜)/やや混雑
予約の取りやすさ(日祝)/やや混雑
提携コース/鴻巣カントリークラブ・長瀞カントリークラブ
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