調度や素材ではなく
壁紙写真でイメージ作り
「以前のハウスも比較的コンパクトでしたが、新ハウスは明るさも使い勝手もまったく違っています。外観が無機質な印象などと言われたりすることもありますが、中に入るとカジュアル感満載で、そのギャップに喜んでくれるお客様も多いです」(副支配人・丸野秀一氏)
旧ハウスの床面積は約2500㎡と確かに小ぶりですが、新ハウスは2200㎡とさらにコンパクトになりました。ですが、事務所とスタート室が一体化していたり、動線もシンプルで、数字以上に効率化されています。
また、内部の装飾も、南洋植物や籐家具、天井に付けた木製扇風機といった、かつて南国リゾートを演出してきたものは一切ありません。
レストランのパントリーの上が南洋植物、階段の壁に魚が泳ぐ海中、女性浴室がポピーの花と、壁に写真プリントを貼り、家具などの調度がそれほど主張しなくても南国リゾートのイメージが十分に演出されています。
しかも、コンクリートや石などの重いイメージの素材はもちろん、チーク材などの木材も必要以上に使われていないため、採光の豊富さとともにカジュアル感を一層盛り上げています。
ゆったりと時間をかけて寛ぐレジャー感覚とは違う、新しいカジュアルリゾートの提案と言えそうなハウスです。
房州カントリークラブ
所在地:千葉県館山市藤原
開場:1970年4月
ハウス設計:飛鳥建設㈱
ハウス施工:飛鳥建設㈱
構造:鉄骨造
公式ホームページ
ゴルフダイジェストゴルフ場セミナー誌より
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