大正2年開場。当時の姿をそのまま残す「雲仙ゴルフ場」
雲仙温泉街から5分、日本最初のパブリックとして1913年に開場した歴史あるコース。機械を使わず人力で造成されたコースは、微妙な起伏がライを左右する。フェアウェイは広く、OBも少ないが、風やライの変化など、あるがままの自然を感じることができる。コースは9ホールのため、アウト、イン2つのグリーンを使用し、18ホールのラウンドとなる。名物ホールは14番145ヤード、パー3。
雲仙国立公園の豊かな自然を四季折々で楽しむことができます。
【雲仙ゴルフ場】
長崎県雲仙市小浜町雲仙548
TEL.0957‐73‐3368
9ホール/3118ヤード/パー36
コースレート69.4/スロープレート127
コースタイプ/丘陵コース
設計/B・オーレス
開場/1913年8月14日
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【雲仙ゴルフ場・芝刈り情報】
グリーン芝種/ペンクロス/3.5ミリ
フェアウェイ/野芝/15ミリ
ラフ/野芝/45ミリ
バンカー/川砂でしっとり
有明海や平成新山の景観をぜひ、どうぞ!
1990年から1995年にかけての火山活動によって長崎県最高峰となった「平成新山」(1483メートル)。その山麓に島原カントリー倶楽部がオープンしたのは1959年のこと。島原半島は活火山雲仙山系が吐き出した溶岩流でできているため、表層をちょっとめくれば巨岩と転石がゴロゴロしている。開場当時はフェアウェイセンターに飛んだ打球が、岩に跳ねてOBになるハプニングも。「これが本当の“島原のラン”」だと苦笑したエピソードが残る。コースは海に向かったゆるやかな斜面にあり、フェアウェイは広く、雄大なゴルフを楽しむことができます。
【島原カントリー倶楽部】
長崎県南島原市深江町戊3987
TEL.0957-72-2015
18ホール/6544ヤード/パー72
コースレート71.5/スロープレート134
コースタイプ/丘陵コース
設計/御木道正
開場/1959年8月24日
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【島原CC・芝刈り情報】
グリーン芝種/バラクーダ/4.5ミリ
フェアウェイ/コーライ/16ミリ
ラフ/野芝/40ミリ
バンカー/川砂でしっとり
世界文化遺産に認定された「潜伏キリシタン」関連遺産
長崎市内からほど近い「大浦天主堂」と島原半島の南端にある「原城跡」は、12個ある構成遺産の中でも重要な意味をもつ2カ所として知られています。
【大浦天主堂】
1865年の献堂直後、潜伏キリシタンが訪れ、自らの信仰を告白した「信徒発見」の舞台。現存する日本最古のキリスト教建造物。
【原城跡】
天草四郎が率い、島原と天草の潜伏キリシタンが蜂起するも、4カ月にわたる籠城の末陥落した史上最大の一揆「島原の乱」の舞台。
女子ツアー「五洋建設レディス」の舞台にもなった野母崎ゴルフクラブ
世界遺産といえばもうひとつ忘れてはいけないのが「軍艦島」。明治から昭和にかけ、海底炭鉱によって栄えたこの島の最盛期には、東京都以上の人口密度を誇ったそうだ。そんな軍艦島を眺望できるゴルフ場が、長崎半島中央部の高台に造られた野母崎ゴルフクラブ。天草灘と五島灘の海風がぶつかり、ひとたび風が吹くと荒々しく牙を剥くことがあるが、地元のゴルファーは「風の吹く冬が一番楽しい」という。「関東の名門コースのクラブチャンピオンが、ここ特有の強風に吹かれ100近く叩いたのですが、怒るどころか『面白い』と喜んでいただき、気に入っていただきました」(野母崎GC支配人)。それ以来、飛行機に乗って毎週のように訪れるそうだ。
ゴルフ通も唸らせる「楽しさ」を秘めたコースを堪能した後は、クルマを南に走らせ「Alega軍艦島」を目指しましょう。加水なしの炭酸泉が自慢の風呂にはじまり、部屋はオーシャンビュー、さらに地元食材をふんだんに使った食事も絶品です。オプションで軍艦島クルーズもあるので、延泊して世界遺産を楽しんでみてはどうでしょう。
【野母崎ゴルフクラブ】
長崎県長崎市脇岬町345
TEL.095‐895‐3000
18ホール/6622ヤード/パー72
コースレート71.3/スロープレート132
コースタイプ/丘陵コース
設計/加藤俊輔
開場/1997年6月1日
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【野母崎GC・芝刈り情報】
グリーン芝種/クレンショー/3.8ミリ
フェアウェイ/コーライ/35ミリ
ラフ/野芝/100ミリ
バンカー/川砂でサラサラ
泊まりは全室「軍艦島」ビューのAlega軍艦島
泊りは野母崎ゴルフクラブからクルマで15分の「Alega軍艦島」がおすすめです。九州三大温泉に数えられる炭酸泉に、野母崎近海で獲れた天然モノの海の幸。さらに全室オーシャンビューの部屋からは「軍艦島」見ることができます。
【Alega軍艦島】
長崎県長崎市野母町692‐1
TEL.095‐893‐1133
長崎に行ったら絶対食べたい!「本場のちゃんぽん」が楽しめるおすすめ3店
「ちゃんぽん発祥の店」として知られる「四海楼」は、初代店主の陳平順が福建料理をベースに日本人向けにアレンジした最初のお店。長崎に行ったら外せない一杯です。「洋々軒」は、あっさり系スープですが奥深いコクが特徴。海鮮と野菜のダシ、塩気とのバランスがとてもいい感じ。「よこはま」は淡白な見た目に反し、塩気とダシの効いたしっかり系スープ。濃厚でクリーミーで存在感があります。
「四海楼」
長崎県長崎市松が枝町4‐5
TEL.095‐822‐1296
【調査隊の採点(3点満点)】
ダシ/3、脂/1.5、コク/3
「洋々軒」
長崎県長崎市中川2‐1‐20
TEL.095‐824‐8973
【調査隊の採点(3点満点)】
ダシ/2、脂/2、コク/2
「よこはま」
長崎県長崎市本石灰町2‐20
TEL.095‐821‐9178
【調査隊の採点(3点満点)】
ダシ/2、脂/1.5、コク/2.5
PHOTO/Takanori Miki
月刊GD2019年1月号より
ゴルフダイジェスト・ツアーセンターで「長崎・世界遺産とゴルフの旅」を企画しました↓
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