美しい山々から吹き下ろす、爽やかすぎる風!
連日、うだるような暑さでギブアップ寸前の人が八ヶ岳に来て、まず驚かされるのがスケール感。なかでも周辺ゴルフ場中、もっとも肉薄したところに位置する「八ヶ岳CC」は、このエリアの特徴をよく表すパブリックコースです。
荒々しくも雄大な自然のうねりをそのままに……あれ、広い!? そうなんです、急峻な山々の周囲に広がる山麓地帯は広々としたなだらかな地形が特徴で、ゴルフ場や別荘地、はたまた牧場にもうってつけ。
360度広がるパノラマを楽しみつつ、高原特有の涼しさを…って、短パンじゃ朝夕は涼しすぎる!
自然の地形や木々が豪快。エリアの老舗「八ヶ岳カントリークラブ」
自然の起伏が生かされたホールは変化に富み、戦略性も抜群。赤松や白樺の自然な立ち木がアクセントとなり、狙い所が絞られている。
八ヶ岳カントリークラブ
18H・6621Y・P72
小松原三夫設計(1964年開場)
長野県南佐久郡南牧村海尻1644-7
TEL.0267-93-2330
公式ウェブサイトはこちら
八ヶ岳カントリークラブ芝刈り情報
グリーン:ペンクロス(3.5mm)
フェアウェイ:野芝(19mm)
ラフ:野芝(40mm)
バンカー(川砂でさらさら)
こんなに涼しいし、1.5ラウンド行っちゃう?「蓼科高原カントリークラブ」
次は八ヶ岳の北西部に位置する「蓼科高原カントリークラブ」。標高1200メートル地帯のフラットな地形に造られたコースは「すずらん」「りんどう」「しゃくなげ」の3コースからなり、どこを回るか迷いそう…。と思いきや、地元のメンバーさんを見ていると、そのまま追加ハーフに出る人もちらほら。
たしかにこんなに気持ちよかったら、真夏の1ハーフだって苦じゃないどころか、もっと回りたくなっちゃいそう。
ほかにも八ヶ岳西側エリアには良いコースが密集。ここへ来れば良い土地が、よいコースを造るということが分かるはずです。
八ヶ岳の蓼科、真夏のラウンドリストにぜひ入れてみてください。
蓼科高原カントリークラブ
27H・10318Y・P108
三好徳行設計(1963年開場)
長野県茅野市北山4035
TEL.0266-67-2201
公式ホームページはこちら
蓼科高原カントリークラブ芝刈り情報
グリーン:ペンクロス(4mm)
フェアウェイ:洋芝混合(9mm)
ラフ:洋芝混合(40mm)
バンカー:川砂でさらさら
八ヶ岳エリアといえば、麓の町「岡谷のうなぎ」↓
普段より球が飛ぶのでご注意を。八ヶ岳・蓼科のおすすめゴルフ場
諏訪湖カントリークラブ
「長野オープン」開催コース。微妙な傾斜や起伏が距離感を狂わせる。狙い所を定める戦略性の高さが楽しい。
諏訪湖カントリークラブ
18H・6597Y・P72
間野貞吉 富沢誠造設計(1963年開場)
長野県諏訪市大字四賀字霧ケ峰7718-1
TEL.0266-52-1780
公式ホームページはこちら
三井の森蓼科ゴルフ倶楽部
剛柔織り交ぜた3コースからなる、飛距離やマネジメントが問われるチャンピオンコース。
三井の森蓼科ゴルフクラブ
27H・10152Y・P108
大橋大記設計(1977年開場)
長野県茅野市豊平字東嶽10289
TEL.0266-76-5527
公式ホームページはこちら
フォレストカントリークラブ 三井の森
標高1400メートルのなだらかな高原に展開。フラットな中に微妙な起伏があり、要所を池やバンカーが締める。管理の良さも評判。
フォレストカントリークラブ 三井の森
18H・6858Y・P72
謝永郁設計(1991年開場)
長野県茅野市豊平字東嶽4734-3888
TEL.0266-76-2300
公式ホームページはこちら
八ヶ岳 蓼科へ行こう GDツアーセンターの避暑ゴルフ旅行です↓
ゴルフだけじゃない、知られざる銘酒地帯で利き酒体験
八ヶ岳北西部に位置する諏訪市は、隠れた酒所として日本酒好きから熱視線を浴びる激アツ地帯。なかでも諏訪湖畔を走る国道20号線沿いには、わずか500メートルのなかに5軒もの酒蔵が並び、しかもそれぞれ試飲ができるというから、行かないわけにはいきません。
①真澄
香りの高さと裏腹にすっきりクセなし!
蔵元ショップ セラ真澄
諏訪市元町1-16
TEL.0266-57-0303
②横笛
涼しげな味わいで夏の暑さが吹っ飛ぶ
伊藤酒造
諏訪市諏訪2-3-6
TEL.0266-52-0108
③本金
フルーティな香りが口の中に広がる
酒ぬのや本金
諏訪市諏訪2-8-21
TEL.0266-58-0161
④麗人
お米の甘みと旨みが口の中へ一気に広がる
麗人酒造
諏訪市諏訪2-9-21
TEL.0266-52-3121
⑤舞姫
華やかな香りとなめらかな舌触り
舞姫酒造
諏訪市諏訪2-9-25
TEL.0266-52-0078
"諏訪五蔵"と呼ばれる5軒の蔵は、日本を代表する老舗から、家族経営の蔵までさまざまですが、いずれも霧ケ峰高原の伏流水や酒造に適した米「美山錦」といった地元の材料から仕込んでいるのに、味は五蔵五色。日本酒の楽しさを存分に味わうことができます。
どの蔵元も気前よく注いでくれるので、飲みすぎには注意ですよ!
月刊GD2019年8月号より