イル ド フランスには71コース。R・V・ヘギーやJ・ニクラス…著名設計家の名コースも多い
フランスのゴルフの歴史は古く、1856年にヨーロッパ大陸で最初のゴルフ場「ポーゴルフクラブ」が南西部に開場。
その後、パリを中心にしたイル・ド・フランス、南仏のコート・ダジュール、雄大な海岸線を持つノルマンディー、ワイナリー巡りも楽しめるアキテーヌなどに、シーサイドコースやリンクス、山岳コースなど、その土地の風土を生かしたゴルフ場が造られました。
パリを中心としたイル・ド・フランスには71ものコースがあり、少し車を走らせると、広大な森やのどかな田園風景が広がる。比較的フラットな大地に刻まれたコースは、名だたる設計家がデザイン
したものも多く、世界的にも評価が高いです。
大都市にありながら、ほとんどのコースがパリから車でわずか数十分でアクセスでき、朝は爽やかな空気の中でゴルフを楽しみ、アフターゴルフは芸術鑑賞や美食、ショッピングなど、パリを思い切り満喫。世界遺産が集中しているセーヌ河を、クルーズしながら見学するのもおススメです。
2024年パリ五輪 ゴルフ競技の舞台「ル ゴルフ ナショナル/Le Golf National」
2018年、ライダーカップがフランスで初めて開催されました。会場に選ばれたル・ゴルフ・ナショナルは、タフでかつ美しく、さらにフランスらしい上品さが加わったコースで、世界中のゴルファーにフランスのゴルフ場の素晴らしさを印象付けました。
大会中には、多くのセレブたちがパリやヴェルサイユに滞在し、ゴルフ観戦とともに芸術や美食を楽しみました。観光大国だけに、どの地方にも見どころが多く、ゴルフは旅行者にもとても人気があります。
設計はロバート・ヴォン・ヘギー。2024年のパリ五輪のゴルフ競技会場にも決定しています。
ル・ゴルフ・ナショナル
アルバトロスコース:18H・7271Y・P71
イーグルコース:8H・6316Y・P70
バーディコース:9H・4265Y・P36ゴルフ・ドゥ
丘陵地に造られた傑作「ゴルフ・ドゥ・クルソン」
110ヘクタールの広大な土地に設計された36ホールは、細かいマウンドがあり深いバンカーを戦略的に配置。開放感があり気持ちよくプレーでき、フェアウェイ、グリーンともに難易度が高いコースです。36ホール・13932ヤード・パー144。このコースもR・V・ヘギー設計。
地元ゴルファー憩いの場「ゴルフホテル・ドゥ・モングリッフォン」
農地だった丘陵地の地形を生かした、緩やかな勾配のある広いフェアウェイ。絨毯の上のような芝は、化学肥料を使用せず伝統的な手法でメンテナンスを行っています。アットホームな雰囲気で地元のゴルファーから愛されているコースです。27ホール・9528ヤード・パー108。
パリ観光 フランス随一の豪華絢爛「ヴェルサイユ宮殿」
フランスの絶対王政の象徴であり、ルイ14世が建設した絢爛豪華な宮殿。「王の間」やマリー・アントワネットが結婚披露宴を行った「オペラハウス」は、ライセンスを持ったガイド同伴の特別ツアーで見学が可能です。
取材協力/フランス観光開発機構、イル・ド・フランス地方観光局、コート・ダジュール地方観光局 PHOTO/Takanori Miki
週刊GD2019年7月9日号より
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