日本が秋から冬へと季節が移るころ、南半球では暖かな日差しが降り注ぎ、ゴルファーにとって最高のシーズンを迎えます。特に、ピーター・トムソンやグレッグ・ノーマン、カリー・ウェブなど、偉大なゴルファーを数多く輩出しているオーストラリアはゴルフ大国であり、歴史と伝統を誇る名コースも点在します。そこで今回は、日本からも好アクセスのシドニー周辺にある、世界のゴルファーが憧れる名コースをご紹介しましょう。

明るくモダンなシドニーで、ワインと美食を堪能

東京から10時間弱のフライトを経て、直行便でシドニーへ。空港から20分ほどクルマを走らせると、世界有数の美しさを誇るハーバーシティ・シドニーの中心部に到着します。

シドニーで必ず訪れたいのが、オーストラリアのシンボルともいえる「シドニー・オペラハウス」。船の帆を重ねたような屋根が特徴で、2007年には世界文化遺産にも登録された、20世紀を代表する近代建築物です。シドニーの文化・芸術の発信地であるオペラハウスでは、オペラやミュージカルなど年間1,500回の公演を開催。内部は見学ツアーで巡ることもできます。

オペラハウス周辺はいつも活気に満ち、観光客だけでなく地元の人々もいっぱい! 心地よい海風を感じながら散策したり、シドニー湾を眺めながらシーフートやワインを楽しんだり……。明るくモダンなシドニーらしさに包まれた空間で、日常から離れた至高のひとときを過ごすことができます。

画像: ハーバー・ブリッジからシドニー湾突き出た岬「ベネロン・ポイント」に立つシドニー・オペラハウスを望む(写真左)。

ハーバー・ブリッジからシドニー湾突き出た岬「ベネロン・ポイント」に立つシドニー・オペラハウスを望む(写真左)。

世界のゴルファーが憧れる名コースがズラリ!

オーストラリアでのゴルフといえば、名コースが揃うメルボルンが有名ですが、シドニーにも市内から車でわずか15~30分程度の位置に名コースが点在します。

ニュー サウスウェールズ ゴルフクラブ(NSW Golf Club)

その一つが、開場1928年の名門、「ニュー サウスウェールズ ゴルフクラブ(NSW Golf Club)」です。設計は、マスターズトーナメントの舞台「オーガスタナショナル」をデザインした名匠アリスター・マッケンジー。「世界中のどのコースよりも景色がすばらしい。例外があるとすれば、サイプレスポイントだけ」と言わしめた立地と景観は世界中のゴルファーが憧れるほど。

オーストラリア大陸を発見したジェームス・クック船長が、最初に上陸したボタニー湾が目の前に広がるコースは、起伏に富んだフェアフェイとありのままの自然を生かしたレイアウトが特徴で、特に6番ホールの「アイランド・ティー」は、洋上の岩場に置かれた珍しいティーイングエリアとして世界的にも有名です。

画像: ボタニー湾に面したコースは、自然の地形をなぞるようにデザインされている。(Photo by NSW Golf Club)

ボタニー湾に面したコースは、自然の地形をなぞるようにデザインされている。(Photo by NSW Golf Club)

画像: 太平洋が間近に迫る大自然でのプレーは、ゴルフの原点を感じさせてくれる。(Photo by NSW Golf Club)

太平洋が間近に迫る大自然でのプレーは、ゴルフの原点を感じさせてくれる。(Photo by NSW Golf Club)

ザ レイクス ゴルフクラブ(The Lakes Golf Club)

ニュー サウスウェールズ ゴルフクラブから約10㎞離れた位置にある「ザ レイクス ゴルフクラブ(The Lakes Golf Club)」も、シドニー近郊にある名門コースの一つ。シドニーの中心部から車で15分という優れた立地にあるチャンピオンコースです。

1928年に開場した良質な砂丘に広がる18ホールは、起伏に富み、かつ97のバンカーや自然のウォーターハザードを生かしたレイアウト。7度の全豪オープンや、ジョニー ウォーカー クラシックなど数多くのトーナメントの舞台になっていることからも、そのクオリティの高さがうかがえます。
特にバックナインは、池やクリークなど水絡みのホールが多く、コース攻略に苦戦することも……。それでも、オーストラリアの自然をたっぷり満喫できる環境に癒され、幸福感に満ちたラウンドが楽しめます。

画像: 自然と一体化した18ホールは、絵画のように美しく、かつ自然の力強さをも感じることができる。(Photo by The Lakes Golf Club)

自然と一体化した18ホールは、絵画のように美しく、かつ自然の力強さをも感じることができる。(Photo by The Lakes Golf Club)

画像: 良質な砂丘に広がりターフコンディションは常に良好。世界のトッププレーヤーからの評価も高い。(Photo by The Lakes Golf Club)

良質な砂丘に広がりターフコンディションは常に良好。世界のトッププレーヤーからの評価も高い。(Photo by The Lakes Golf Club)

オーストラリアの世界遺産巡り

さて、「ゴルフだけでなく、観光も楽しみたい!」という人にお勧めしたいのが、オーストラリアの世界遺産巡り。特に「ブルー マウンテンズ」と「ウルル(エアーズロック)」はオーストラリアを代表する世界遺産であり、ブルー マウンテンズへはシドニーから日帰りで行くことができます。

壮大な自然が広がる「ブルーマウンテンズ」

どこまでも続く山々とユーカリの森。圧倒的なスケールと美しさに思わず息を呑む「ブルーマウンテンズ」は、シドニーの50㎞西に位置する世界遺産。ユーカリの木が埋め尽くされ、その油分が気化し日光に反射して青く包むことから、その名が付けられたといわれています。

一番の見どころは。エコーポイント展望台から眺めることができる「スリーシスターズ」。何千年もの時を経て風化し現在の形になった3つの大きな岩には、美しい3姉妹に関するアボリジニの伝説が残されているそうです。

画像: エコーポイント展望台から、伝説の奇岩「スリーシスターズ」を望む。

エコーポイント展望台から、伝説の奇岩「スリーシスターズ」を望む。

赤色に染まる「ウルル」に感動!

英語名「エアーズロック」で広く知られている「ウルル」は、高さ340m、周囲9.4㎞、世界で2番目の大きな一枚岩。シドニーから飛行機で約3時間半、オーストラリアのほぼ中央に位置し、世界遺産「ウルル=カタ・ジュタ国立公園」の中にあります。

6億年以上前は古代の海底に沈んでいたウルルは、先住民族アボリジニの聖地ともいわれ、現在もアボリジニが所有。鉄分が多く含まれている砂岩は酸化し赤く見え、特に日の出や日没の時間帯は赤色に染まる幻想的なウルルを見ることができます。

画像: 大平原の中に突如として現れる巨大な岩塊「ウルル」は、太陽の光によって刻々を色が変化し見飽きることがない!(Photo by Tourism Australia)

大平原の中に突如として現れる巨大な岩塊「ウルル」は、太陽の光によって刻々を色が変化し見飽きることがない!(Photo by Tourism Australia)

オーストラリア・シドニーは、サマータイム時(10月~4月)の時差はわずか2時間。移動も快適な南半球へ、ぜひ出掛けてみてはいかがでしょうか?

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