今季すでに3勝を挙げ、好調をキープしているアン・ソンジュ。驚くべきは、今年1勝目を挙げたプロギアレディスと、先日のヤマハレディスではドライバーが違うということ。その理由を、彼女は飛距離と言い切る。
46.25インチで飛距離を稼ぐ
アンが施したチェンジは”軽く””長く”だ。50グラム台のシャフトを40グラム台に、45.25インチを46.25インチに変更した。
「方向性はある程度、自分の技術に自信を持っています。だから、クラブにはとことん飛距離を追求しています。今回、ドライバーを替えたのも単純に飛距離が欲しかったからです」(アン)
クラブを替えることに抵抗は全くない
「握る力があれば当然重いほうがいいのですが、50グラム台のシャフトだと、4日間戦うと考えた場合にだんだん疲れが溜まっていき、振れなくなってしまう。だったら、少し軽くしてその分長くすれば今までと同じくらいの飛距離が、それ以上が期待できると思ったんです」
「クラブが長くなっても振り心地が変わらなかったので、すぐ替えることができました」
クラブを替えることに抵抗はない。その時の自分の状態にベストなものを常に探しているというアン。この探求心こそ、彼女の強さである。
3番ウッドも飛距離重視でキャロウェイ ローグ
長いパー4で活躍してくれるプロギアRSUT
グリーン周りは3本のモダート ウェッジで勝負
感性を活かしやすく安定性も高いオデッセイ オーワークス2ボールブレード
変化を恐れず、そのときのベストを選ぶ
PHOTO/Hiroyuki Okazawa
2018年4月時点
週刊GD2018年4月24日号より