畑岡奈紗がウォルマートNWアーカンソー選手権で、ついに米ツアー初優勝を挙げた。今季開幕戦で取材した彼女のバッグの中身は、基本的に昨年とはほぼ変わらないセッティングだった。数値よりも、「自身のフィーリングを重視している」と話していた。
100ヤード以内の精度を上げる3本のウェッジ
彼女のウェッジのフェース面には、打痕跡がくっきりとついている。プロだから当たり前のことかもしれないが、驚くべきはこの打痕は3ヶ月ほどのわずかな期間でできたということだ。
「ショートゲームは転がしを基本に考えています。グリーン周りは、54度を使う頻度が高いので、練習も54度を中心に行います。それでこれだけの打痕がついたんだと思います」(畑岡)
吹き上がらない高弾道が打てる
畑岡は弾道の高さも重視している。
「アメリカでは高さを出してキャリーで勝負しなければならないので、弾道の高さは意識しています。そのために、クラブでもロフトをつけたりして、少しでも上がりやすいように工夫しています」
今シーズンは昨年とは違う自信が漲っている。それが米ツアー初優勝につながった。
違うタイプのUTで弾道を打ち分ける
ドライバーに求めるのはキャリー
キャリーが出てグリーンでも止まる3W
ラインに対するアライメントを正確にセットさせやすいセンターシャフトパター
「高さを出す!」を最優先に考えている
PHOTO/Shinji Osawa、Hiroyuki Okazawa
2018 年5月時点
週刊GD2018年3月20日号より