09年から日本ツアーで活躍し13年の日本プロなどツアー4勝を挙げているキム・ヒョンソン。高いパーオン率を誇るショットメーカーだが、そのクラブセッティンは、ウッド型2本とアイアン型1本、計3本のユーティリティと個性的。
打感と弾道のイメージがマッチ。手放せないUT
「ウッド系の2U、3Uは、実は顔はあまり好きではないんです。でも打感や弾道イメージが抜群によくて、プレーオフのようなプレッシャーのかかる場面でも、持ち球のフェードがしっかり打てる。5年も前のクラブですが、いつのまにか手放せないクラブになっていました」(ヒョンソン)
アイアンの延長で使えるUT
一方アイアン型のスリクソンZU65は、「アイアンよりも高い球が打てて、グリーンに球を止められる」と、高いパーオン率を支える武器となっている。
飛距離よりコントロール性を重視した選択。ドライバーはテーラーメイドの2代目M2
「最初は飛距離が出るM1を選んだんですが、M2はM1よりもスピンが多めに入るので、ボールをコントロールしやすいのが気に入りました。ですのでシーズン途中で替えました」
多少の飛距離よりもコントロール性を重視する判断はショットメーカーらしく面白い。
3Wはドライバーと同じ「M2」
アイアンは操作性のいいマッスルバックを使う
ウェッジはすべてボーケイ
低深重心の2ボールを使用
UTを基準に全体の流れを考える
PHOTO/Tadashi Anezaki、Shinji Osawa
週刊GD2018年3月13日より