トミー・フリートウッド(TOMMY FLEETWOOD)。急成長をとげたイギリス期待の若手選手。世界アマチュアランクトップの称号とともに2010年にプロ転向。「ジョニーウォーカー選手権 at グレンイーグルス」を制しレギュラーツアー初優勝を挙げる。トッププレーヤーへの階段を駆け上がる期待の新鋭。
![画像: 両腕にテンションがかからないアドレス](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/07/09/34763830e996ea7c5b04099089156623ee7d0229_xlarge.jpg)
両腕にテンションがかからないアドレス
![画像: 下半身はすでに切り返し開始](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/07/09/9a4a7261bb9a7cef26d996a278112bfc6fc634a1_xlarge.jpg)
下半身はすでに切り返し開始
![画像: 右ひじを絞り、肩を縦に動かす準備](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/07/09/058941e6a9b52508ffad2ba62975cf3e2ca260d6_xlarge.jpg)
右ひじを絞り、肩を縦に動かす準備
![画像: 右肩が下がり左肩が上がるが肩のラインは開かない](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/07/09/45ea456c5f3fe0d73d1c9d1715eb4947c81a398f_xlarge.jpg)
右肩が下がり左肩が上がるが肩のラインは開かない
![画像: 肩のタテ回転が続き、力のベクトルが変わらない](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/07/09/aa6ad4fefc7ceebf92169e393a64a760b2ea7800_xlarge.jpg)
肩のタテ回転が続き、力のベクトルが変わらない
![画像: 右肩が回転しきったいい形](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/07/09/709f78fcce608319d7a795a75339a49f6be35c0b_xlarge.jpg)
右肩が回転しきったいい形
肩をタテに動かすと、ヘッド軌道がストレートになる【レックス倉本’sポイント】
フリートウッドの特徴は肩の回転の強さ。
肩をレベルに回すのではなく、タテに回転しているので、インパクトゾーンでヘッドがスクェアに動く距離が非常に長い。これが安定した飛距離と方向性の良さをもたらしています。
インパクトでの下半身に注目すると、飛ばし屋のジャスティン・トーマスのように左かかとが浮き上がっていることが見てとれます。
地面を踏む込む力が強いからこのような体勢になり、それが回転の鋭さにもつながっています。いわゆる地面反力を活かしてスピードに変えているわけです。
切り返しからダウンにかけて右ひじが体にくっついている点にも注目ですね。右ひじが体に付いているので、肩がタテに動きやすく、クラブもしっかりインサイドから下りてきます。
インパクトからフォローでも一連の「肩のタテ回転」がスムーズです。
いかにも現代のショットメーカーといったタテ回転型のスウィングですね。
解説/レックス倉本
PHOTO/Tadashi Anezaki
月刊GD2018年7月号より