ショットメーカーの印象が強いが、実はショートゲームもキレッキレのリッキー・ファウラー。その引き出しのひとつ、バンカーショットを詳しくチェック!
リッキー・ファウラー(RICKIE FOWLER)。1988年生まれ。母方の祖父が日系2世で、ミドルネームは「ユタカ」。2015年には欧州ツアー「スコットランドオープン」でのツアー初優勝を含む、年間3勝をマーク。メジャーでの初優勝が待たれるひとり。
![画像: フェースを開いて構える](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/07/09/c265dab2d1ec6792160095320344aa775c0dae09_xlarge.jpg)
フェースを開いて構える
![画像: コックをしっかりと入れ、フェースは開いたまま](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/07/09/7ca60e96a68064fb15465b30a3d74b494efddb32_xlarge.jpg)
コックをしっかりと入れ、フェースは開いたまま
![画像: 肩の向きはほとんど変わらず、クラブは少しだけアップライトに下りてくる。ここが名手のポイント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/07/09/115210e35a3d4253342857dc1775b0d43cfee377_xlarge.jpg)
肩の向きはほとんど変わらず、クラブは少しだけアップライトに下りてくる。ここが名手のポイント
![画像: 頭の位置はほぼ変わらず、手元は低い位置をキープ。インパクトで輪っかができているのが特徴](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/07/09/2e0f299987fc86d42ca205165cc0f12f95fe7c43_xlarge.jpg)
頭の位置はほぼ変わらず、手元は低い位置をキープ。インパクトで輪っかができているのが特徴
![画像: スタンスなりに左に振り抜く](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/07/09/a0050d3c9b668b23a6b05ffea5c87faf833315bc_xlarge.jpg)
スタンスなりに左に振り抜く
鋭角に入るから、攻めのバンカーショットが打てる 【佐藤信人’sポイント】
切り返しでシャフトがクッと立って、オンプレーンにクラブが下りてきているのがわかりますか?
アプローチが上手いゴルファーは、みんなこのようにシャフトを立てて使えるんですよね。リッキーもそのひとりです。
シャフトを立てられるとスティープ(鋭角)に打てて、入射角をつけてインパクトができます。だからどんなライにも対応できるし、スピンコントロールも自在なんです。
松山クンも「リッキーはこれは寄らないなと思うような場所でも寄せてくる」と言っていました。
スタッツを見ても、圧倒的にショートゲームがよくなっていますよね。元々リッキーはフラットトップで、ブッチと一緒にスウィング改造をして、よりアップライトなトップになりました。
それが、アプローチやバンカーショットにいい影響を与えたのではないかと思います。
解説/佐藤信人
PHOTO/Tadashi Anezaki
月刊GD2018年8月号より