ショットメーカーの印象が強いが、実はショートゲームもキレッキレのリッキー・ファウラー。その引き出しのひとつ、バンカーショットを詳しくチェック!
リッキー・ファウラー(RICKIE FOWLER)。1988年生まれ。母方の祖父が日系2世で、ミドルネームは「ユタカ」。2015年には欧州ツアー「スコットランドオープン」でのツアー初優勝を含む、年間3勝をマーク。メジャーでの初優勝が待たれるひとり。
鋭角に入るから、攻めのバンカーショットが打てる 【佐藤信人’sポイント】
切り返しでシャフトがクッと立って、オンプレーンにクラブが下りてきているのがわかりますか?
アプローチが上手いゴルファーは、みんなこのようにシャフトを立てて使えるんですよね。リッキーもそのひとりです。
シャフトを立てられるとスティープ(鋭角)に打てて、入射角をつけてインパクトができます。だからどんなライにも対応できるし、スピンコントロールも自在なんです。
松山クンも「リッキーはこれは寄らないなと思うような場所でも寄せてくる」と言っていました。
スタッツを見ても、圧倒的にショートゲームがよくなっていますよね。元々リッキーはフラットトップで、ブッチと一緒にスウィング改造をして、よりアップライトなトップになりました。
それが、アプローチやバンカーショットにいい影響を与えたのではないかと思います。
解説/佐藤信人
PHOTO/Tadashi Anezaki
月刊GD2018年8月号より