石原健太郎プロによるパッシブトルクレッスン。今回はパッシブトルクを発生させ、生かすための具体的な方法を紹介。3つのステップは、いずれも大事なエッセンスが凝縮されたもの。試してみる価値あります!
クラブが後押しして、強くつかまる
「球がつかまらない、飛ばない、という人こそ、トルクを発生させる動きを取り入れてほしいです。クラブが後押ししてくれて、つかまった強い球が打てるようになるはずです」(石原プロ)

トルクの魅力を広める
トルク大使!
石原健太郎プロ
2001年にシンガポールへ渡り、プロ資格を取得したのちツアー参戦。アメリカの最新理論に精通し、特にパッシブトルクは自分にも取り入れる
STEP1 両手を離して、腕の使い方を覚える①

徐々にクラブが立っていく

「清掃作業の方が窓を拭く。この時の右腕の感覚なんです!」


スッと下に!
「右手に雑巾を持って窓を拭くように右腕を動かします。だから、窓拭きドリル。両手を離して右手の面を意識して動かします」
「前回に説明した『右ひざカックン』でトップからスッと手を落として、体を回転。回転とともに腰の高さのあたりからフェースが閉じ始めます。この感覚をつかむドリルです」
STEP2 右手で支えて、左手を動かす

右手からクラブが抜けていくように!
「腕をローテーションさせるのでなく、フェース面を真っすぐ押し出すように」
「右手からクラブが抜けていくように素振りをします」
STEP3 体の回転で打つ 〝マン開き〞状態から球を打つ

腰の高さで形を作って、スウィング開始
「2つの素振りで動きのイメージがつかめたら、今度は腰から腰の高さのスウィングで球を打ちます」
「左手甲が上を向いた状態のトップを作り、そこから踏み込まずに体の回転だけで打ってみてください」
「フェースを閉じようとせずとも、クラブが戻ろうとして、球をつかまえてくれる感覚が出るはずです」(石原プロ)
月刊GD2018年8月号より