タイガー・ウッズ(Tiger Woods)腰のケガなどもあり試合から遠ざかっていたが、今季はジェネシスオープンやホンダクラシックなど精力的に試合に出場。バルスパー選手権では優勝争いに絡み、2位タイに入った。本格復活が期待される。

ヨコの移動を少なくして、タテの運動量を増やした新スウィング 【レックス倉本's ポイント】

40歳を越えてから、ここまでスウィングを変えられるのは、本当に凄いことです。ミスに強い今どきのクラブを使って、いわゆる「クラブに仕事をさせる打ち方」に見事に進化しました。

切り返し以降での左サイドへの踏み込みが以前より少なくなり、その場で回転して左ひざ、腰への負担を少なくしています。

つまりヨコ移動を少なくして、タテの運動量を増やしたということです。

切り返し以降から左へ体重移動させません。その場でタテにねじり上げる感じです。このねじり上げの感覚が板についてきた感じです。

そのぶんだけタメは小さくなっているのがわかります。タメないということは方向性と再現性が高まるということ。

それでいて飛距離は以前と変わらず出ているのは、クラブ性能を活かしているおかげ。試合勘もかなり戻ってきている様子なので、優勝する日も近いのではないかと思っています。

PHOTO/Tadashi Anezaki
解説/レックス倉本

月刊GD2018年5月号より

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