8万人のビッグデータから生まれたミズノプロ、2つの新モデル
「ミズノプロ」アイアンは、購入に際してフィッティングが前提。
ヘッド速度や入射角、フェース開閉のクセなど様々なデータから最適モデルとスペックをはじき出し、‟カスタムメイド”される。
必然、そこには一般ゴルファーのスウィングの情報がインプットされるわけだが、ミズノが独自に蓄積してきたその数は、現時点で約8万人ぶんという膨大なデータ量だ。
データを分析すると、メーカーが想定するよりもフェースを‟閉じて”インパクトするゴルファーが多いことが判明。
既存のミズノプロ4モデル。118、518、918、Ti18
従来のミズノプロ4モデルよりも重心距離を長めに設計、ボリュームゾーンのゴルファーにフィットしやすいモデルとした。
それがミズノプロの719だ。
構造はポケキャビで打球面裏を薄くし、高強度の軟鉄ボロン鋼を採用して反発力を高めた。ロフト以上の飛距離とやさしさが期待できるモデル。
一方で、ミズノ独自の軟鉄鍛造技術により、打感にも一切の妥協がない。飛びとやさしさと打感を高いレベルで融合した。
飛びとやさしさと打感の新アイアン、ミズノプロ719
重視距離をあえて長めにした。5IからPWまで顔の流れはミズノならでは
719の特徴 素材と新製法でミズノプロ史上最大の反発力
ポイント①打球裏付近を薄肉化できて反発力が増す
ポイント②ソールをさらに薄肉化し重量配分を最適化
ポイント③高強度の軟鉄ボロン鋼で新鍛流線鍛造製法を実現
ポイント➃トウ側に重量を寄せて重心距離を長めにした
自信満々に池越えのグリーンを狙っていけるアイアンだ
719のココがイイ① 接触時間が長く球を押せる
719のココがイイ② ポケキャビ効果で芯が広い
719のココがイイ③ 「意外に操作性が高いヘッドです」
王道のハーフキャビティ「319」、乗り換えるプロが続々!
もうひとつの新モデル、ミズノプロ319は、ミズノが得意とするハーフキャビティタイプ。マッスルバックの118よりもミスへの寛容さを増している。
ミズノプロ独自の素材、製法は当然踏襲されているので、打感の良さは言うまでもない。事実、ツアープロも続々319を実戦投入している。
319もミズノのビッグデータから誕生! スクェアにインパクトしやすい
こちらも膨大なスウィングデータが生かされており、これまでのマッスルバックやハーフキャビティに比べ、重心距離が長めの設定。フェースターンが緩やか、よりスクェアなインパクトが可能になった。
「腕も磨かれ、結果も出せる」、アスリートゴルファーのニーズにこたえるモデルだ。
ラインが出せる、ミズノ顔
マッスルの118と同じFP値。ラインが出せてコントロールもしやすい形状になっている
ツアープロの「319」おすすめポイント!
319はいっそう打感が柔らかい
319のココがイイ① 柔らかい中に芯を感じる打感
319のココがイイ② フェースの下目がとても強い
319のココがイイ③ 払い打ちタイプでも使いやすい
PHOTO/Takanori Miki,Yoshikazu Watabe
月刊GD2018年9月号より