今季6月の全米オープン。1950~1951年のベン・ホーガン、1988年~89年のカーティス・ストレンジ以来の史上7人目の2連覇を達成したのがB・ケプカだった。そして、その勢いのまま全米プロ選手権にも優勝。クラブ契約はフリーというツアーでは珍しいトッププロ。PGAツアー通算4勝のうち、3勝がメジャーという大舞台での強さ。彼のクラブセッティングを覗いてみた。
画像: アメリカ出身の28歳。飛ばし屋として名をはせ、2014年まで欧州ツアーで活躍。15年から米ツアーに本格参戦し、2月のフェニックスオープンで初優勝。17年、18年の全米オープンで優勝し、18年の全米プロにも優勝。一躍超一流プレーヤーの仲間入りをした

アメリカ出身の28歳。飛ばし屋として名をはせ、2014年まで欧州ツアーで活躍。15年から米ツアーに本格参戦し、2月のフェニックスオープンで初優勝。17年、18年の全米オープンで優勝し、18年の全米プロにも優勝。一躍超一流プレーヤーの仲間入りをした

5メーカーのアイアンから選んだ、ミズノJPX900ツアー

2016年のダンロップフェニックスで日本ツアー初優勝を飾った時は、ドライバー以外は契約先のナイキのクラブで揃えていたケプカ。だがナイキのクラブ事業撤退に伴い、契約フリーに。

直後のフェデックスカッププレーオフの間に、アイアンは5メーカーのモデルを試した結果、ミズノ『JPX900ツアー』に替わった。

少しヒール目に集中する打痕は日に日に濃くなる

ジュニア時代にミズノMP-32を愛用していたケプカ。

以前にケプカが契約していたタイトリストとの期限が切れる頃に、ケプカに使ってもらうことを想定し、ミズノが形も色も性能もケプカ好みに合わせたモデルが、このJPX900ツアーだった。

その狙いは見事に的中し、5メーカーのアイアンテストを経てケプカのバッグに入ることになった。

顔良し、抜け良し、打感良し! さらに飛びざまにゾッコンしたという

画像: 顔良し、抜け良し、打感良し! さらに飛びざまにゾッコンしたという

ヘッドは市販と同じ。ライ角のみ0.5度アップライトに調整している。

サイズはコンパクトで操作性が高い。太陽光の反射を防ぐサテン仕上げ加工もケプカ好み仕様。

そして、2017年と2018年の全米オープン連覇。「アイアンはフィーリングが何より大事です」(ケプカ)

M3 460は理想のスピン量が出せる

ドローで2200回転、フェードで2800回転

ドライバーはプレーヤーズ選手権から、テーラーメイド『M4』から『M3 460』に。

「ドローとフェードが打ち分けやすい。特にフェードがかかりすぎて右に行かないのがいい。しかも向かい風でも吹き上がらず安定して飛びます」

画像: ウェートを最大限後方にセットすることで、重心を最深化。ミート率の寛容性をアップ(写真左)、曲がり幅を想定内にできる絶妙な寛容性と操作性を求めるケプカ。『M3』なら調整可能だ(写真右)

ウェートを最大限後方にセットすることで、重心を最深化。ミート率の寛容性をアップ(写真左)、曲がり幅を想定内にできる絶妙な寛容性と操作性を求めるケプカ。『M3』なら調整可能だ(写真右)

『M3』は2つのウェートをスライド移動できるが、両方とも最大限後方にセット。

「以前使っていた『M2』(2016年モデル)と同じような感じになり、平均飛距離が高い」(ケプカ)

ディープすぎないので上がりやすい

画像: ロフト9.5 度だが、カチカチ機能で1段階分ロフトを開く方向にセットしている

ロフト9.5 度だが、カチカチ機能で1段階分ロフトを開く方向にセットしている

ウェートを前方に動かせばスピン量を抑えてさらに飛ばせるはずだが、ケプカは〝安定したコントロール性〞を重視。

ドローで約2200回転、フェードで約2800回転がケプカの理想のバックスピン量であり、『M3』はそれがほぼ完璧だという。

ロフトの大きなウェッジほど開きやすいソール形状に!

タイトリストの『ボーケイウェッジ』シリーズを長く愛用。現在は『SM7』の52度(Fグラインド)、56度(Sグラインド)、60度(TVD、Mグラインド)をバッグに入れている。

画像: 60 度はMグラインドソール。ロフトを起こしながら打つことでスピンを強められる(写真左)、フェースを開いて構えても違和感の出ない、ティアドロップ形状が安心感を生む

60 度はMグラインドソール。ロフトを起こしながら打つことでスピンを強められる(写真左)、フェースを開いて構えても違和感の出ない、ティアドロップ形状が安心感を生む

ユニークなのは、バウンス角とソール形状。ロフト52度のバウンス角12 度に対し、56度は10度、60
度は8度と減っている。さらにソール形状も、ロフトが大きいほど開きやすくなっている。

ロフトを起こしながらスピンをかける、ケプカの技術力を引き出す仕様といえる。

画像: フェースを開いて構え、閉じるようにつかまえながら打つことでスピン量を調整できる

フェースを開いて構え、閉じるようにつかまえながら打つことでスピン量を調整できる

米ツアーで初優勝したときの縁起のいいパター

構えやすさがお気に入り

画像: スコッティキャメロンニューポート2 T10 セレクト

スコッティキャメロンニューポート2 T10 セレクト

米ツアー初優勝時に使用。ナイキのパターからこれに戻し、好調を持続。

ティショットでもセカンドでも使う中空ヘッドの3番アイアン

画像: ナイキ ヴェイパーフライプロ

ナイキ ヴェイパーフライプロ

ユーティリティと呼んでもいい中空構造ヘッドのアイアン。3番のみ使用中。

ロフト多めで打ち出し角の高いM2ツアー

画像: テーラーメイドM2ツアー

テーラーメイドM2ツアー

3番のHLモデルはロフト16.5 度。「スピンが入って、ゆるやかな着弾なのがいい」(ケプカ)

シャフトの長さロフトもノーマル使用

画像: シャフトの長さロフトもノーマル使用

PHOTO/Hiroyuki Okazawa
TEXT/keiichi togawa

月刊GD2018年9月号

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