フランチェスコ・モリナリ(Francesco Molinari)。イタリア出身、82年生まれ。米ツアー2勝。09年ワールドカップでは、兄・エドアルドと出場、イタリアを初の世界一に導く。2018年全英オープン優勝。世界ランキング6位(8月22日現在)。
![画像: スクェアグリップに構える](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/28/d74ce76bbbf9918370ea6ae5df448c771720c5c2_large.jpg#lz:xlarge)
スクェアグリップに構える
![画像: 両わきをしめたまま腕のローテーションでテークバック](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/28/1eaa1fb9fc3bdbeccce762709f3c1fdd7e8e6e19_large.jpg#lz:xlarge)
両わきをしめたまま腕のローテーションでテークバック
![画像: アドレスのシャフトプレーンに対して平行に上がる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/28/ff9b6d87f4c106a483744a34cd484924cfa020b8_large.jpg#lz:xlarge)
アドレスのシャフトプレーンに対して平行に上がる
![画像: 前傾角度も保たれている](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/28/b9a0d59de719862c60881b9a66de28d80e5c0f2f_large.jpg#lz:xlarge)
前傾角度も保たれている
![画像: 下半身の動きを抑え](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/28/58351fc74d892756a30ac0348e85eb4a5ed03d3e_large.jpg#lz:xlarge)
下半身の動きを抑え
![画像: 胸椎の回旋でダウンスウンスウィング](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/28/1cc6b18bcabdaa475905ac5ecaeacc696600cfd6_large.jpg#lz:xlarge)
胸椎の回旋でダウンスウンスウィング
![画像: 体の正面に手が戻って球をとらえる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/28/172fd06ec651df171c6efeb9d1fd427db113c690_large.jpg#lz:xlarge)
体の正面に手が戻って球をとらえる
![画像: フォローもシャフトプレーンに対して平行](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/28/a83d12e8124c46a66668a3d8e882119d605c3c39_large.jpg#lz:xlarge)
フォローもシャフトプレーンに対して平行
![画像: 再現性の高いスウィングお手本](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/28/c670af10702d3f0be48a16ade359533adbd92ff3_large.jpg#lz:xlarge)
再現性の高いスウィングお手本
プロ仲間から「ザ・マシーン」と呼ばれる正確性
米国では、「最近のモリナリはマシーンのようだ」と評されています。両わきが締まったまま、体がくるくると回り、体の正面に手が戻って球をとらえる。だから、ボールストライクがいいのは当たり前だというのです。
全米オープンと全米プロに勝ったケプカ同様、下半身の動きを抑え、胸椎の回旋でスウィングしている証拠です。
そのなかでもモリナリの特徴は、スクェアグリップで腕のローテーションを使うところ。注目したいのは、アドレスからフォローまで前傾角度が一切崩れない点。
![画像: モリナリのグリップ。とくに右手がスクェア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/29/359a2aa8b2ad62bb04cd42cdd678cf3fe4a309ab_large.jpg#lz:xlarge)
モリナリのグリップ。とくに右手がスクェア
![画像: スクェアグリップで、ローテーションを使って打つのが特徴](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/29/3fa597eed6be3da5256e799ac9e2fa9e9b93cdfd_large.jpg#lz:xlarge)
スクェアグリップで、ローテーションを使って打つのが特徴
そして、アドレスのシャフトプレーン(シャフトの傾き)に対して、バックスウィング、ダウンスウィング、フォローが平行に重なるところです。まさにオンプレーンスウィング。
クラブの挙動に無理がない証拠であり、方向性、再現性の高いスウィングのバロメーターです。コンパクトで、大振りせず、強振しないモリナリのスウィングは、「曲がるわけがない」最高級の方向性型スウィングといえるでしょう。
解説/内藤雄士
ないとうゆうじ。日大ゴルフ時代、米国にゴルフ留学し、最新の理論を学ぶ。その後、丸山茂樹、平塚哲二、矢野東らのコーチを務める。ラーニングゴルフクラブ代表。
PHOTO/Tadashi Anezaki
週刊GD2018年8月21・28日号より