パトリック・リード(Patrick Reed)。アメリカ出身、90年生まれ。プロ入り後も早々に開花、すでに米ツアー6勝。2018年マスターズチャンピオン。世界ランキング13位(8/27現在)。

右股関節に乗ってパワーを出すタイプ

スピンのかかりにくいボールとクラブが主流になり、ストレートからフェードが全盛になった現代に、ドローボールで天才的なボールコントロールを見せてくれるのがリード。

脚のムダな動きを抑え、胸を回していく体使いです。ダウンで大きくタメを作り、ほぼ左への重心移動をせずに、腕をローテーションさせてドローを打っています。

注目したいのは、インパクトからフォローで左足がめくれる動きです。これはよくないとすうる考えもありますが、体重移動を抑えて打つ彼には当てはまりません。

基本的にプレーヤーには左股関節に乗った状態でパワーを出すタイプと、右股関節に乗った状態でパワーを出すタイプがいます。

リードは後者で、右股関節の上で胸を回すために、左足がズレてしまうのです。この右股関節の上で打つ動きは、ドローで高い球を打つのに適しているので、参考にしてもらいたいと思います。

解説/内藤雄士

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

週刊GD2018年8月21・28日号より

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